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| 企業内コーチ育成のすすめ |
※この記事は、㈱帝国データバンク発行「週刊帝国ニュース兵庫県版」に、代表理事・正田佐与が月1回ペースで連載している記事「企業内コーチのすすめ」を、同社神戸支店のご厚意により、転載させていただいています。 第一回 企業内コーチ中国へ行く |
| 話を聴かない社長、原因を探ると |
●社長が忘年会から外された! 私「それはそれは、困りましたね。具体的にどんな風なのでしょう?」 相談者「父はとても有能で、自力で会社を立ち上げてやってきた人です。決断も早く、行動的で、自分で最前線に立って営業をする人で…。会社を 伸ばしてこの不況でもそこそこ利益を上げ、地域では名士として講演をするようにもなりました。ですが、このところ、社員の不満の声が大きく なってきたのです。『社長は全然われわれの話を聴いてくれない』と。 私「それは深刻ですね…」 相談者「そうなんです。この不況にせっかく会社を伸ばしているのに、社員の心が社長を軸に1つになっていなかったら今後、どうなるかと。父は 、勉強熱心で色々と経営者のセミナーや塾にも行って勉強していて、言っていることはとても正しいんです。父自身、正しいと思ったらすぐやる といった、いい習慣は身についています。娘の私のことは、経理で 私「なるほど…。セミナーなどで『正しい答え』を沢山学ばれた経営者さんは、人の話を聴いてもすぐ、『正しい答え』が頭に浮かんで しまい、話を聴くことに徹することができないようですね。そういう場合は、学んできた『正しい答え』を一端わきに置いていただく必要 がありますね。それと、お話をうかがうと、『話を聴かない』ことともう1つ、『人を認める』ことにも課題をお持ちなのではないでしょうか 。自分が認めている人の話は聴けるけれど、認めていない人の話は聴けない。そして、認められる人の範囲が非常に狭い、という」 相談者「おっしゃる通りです」 ●人前で話す仕事は要注意 相談者「ああ、よくわかりました。確かに、一方的に話して人の話を聴かない、という傾向は、ここ1、2年急にひどくなったんです。ちょうど講 演のお話をいただくようになったころです」 ──これは、当協会によくあるご相談のいくつかの事例をまとめたものです。読者の方で、似たような事例を身近に思い当たられる方はいらっしゃいますか。 ある程度ベテランの経営者さんが「話を聴かない」というご相談は多いのですが、原因を整理すると、 ■セミナーなどに頻繁に足を運び、あるいはコンサルタントさんなどの助言により、「正しい答え」を頭にインプットしている。また、セミナー自体がもたらす高揚感の裏返しで、攻撃的になる。 上に挙げたような要因をお持ちの経営者さん、ぜひ、ご自身のコミュニケーションを見直してみませんか。
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