●いよいよ開講、コーチング講座
NPO法人企業内コーチ育成協会の主催する、神戸・三宮での2日間の「コーチング講座」第
1回が、今月18・19日の両日に行われました。
集まった受講生は12名、うち9名は中小企業~大企業の経営者・管理職、残りは私立高校の
教諭、企業を退職後のコンサルタントさんと専業主婦の方、という顔ぶれ。
「コーチング」は、この連載でもたびたび登場してくる用語です。改めて、コーチングとは
何?という定義をご紹介しますと:
《コミュニケーションの技法の1つ。対話を通じて相手のモチベーションを高め、相手の多様
な個性を受容・承認しながら課題解決や目標達成を支援するもの。傾聴・質問・承認・フィー
ドバックなど一連のコミュニケーションスキルをその目的のために連動させて使用すること》
(企業内コーチ育成協会定義)
このコーチングを、企業・組織のマネジメントに応用することで、業種を問わず大きな業績
向上効果が得られる、というのは、近年やっと知られるようになってきたところです。
2日間の講座では、基本の「話を聴く」「承認する(褒める・認める)」「質問する」の3大
スキルを、たくさんのワークを交えてお伝えし、2日目の最後には、「我が社で明日から朝礼を
します。また、話を聴くことを徹底します」といった、「本気の約束」が、皆さんから飛び出
しました。
講座から3日たった今日(22日)の時点でも、
「約束通り、朝礼を始めました」
「社員の前で
『皆さんを承認します』と宣言しました」
といった、心強いご報告をいただいています。
●コーチングと女性活用
さて、職場でのコーチング活用の中で、意外に大きな比重を占めるのが「女性活用」です。
今回の受講生からいただいたご質問とそれへの回答をご紹介します。
質問:相手が男性の場合と女性の場合で関わり方の違いは?
回答:大事なご質問ですね。建前上、男女に違いはない、と言いたいのですが、やはり現実にはいくらか違いがあるように思います。
とくに女性の場合どうか、ということで言いますと:
★女性の働き手の特徴:
・「承認」に対して男性よりは比較的素直に反応(個人差あり)
・一般には、男性より共感能力が高い(同)
(ので、上司が自分に対して好きか嫌いかも
敏感に感じ取っている?)
・平均値としては、男性より責任感が強い(同)
・(ふだんから関係が良い場合には)上司のコーチングに対して反応がよい。まっさきに反応
してくれるのは女性スタッフだったということも多い
★いっぽう、上司の方が女性スタッフに対する接し方で気をつけたいことは、《依存してしま
うか、はれ物にさわるように扱うか、両極端になりやすい》こと。
・前者の「依存」については、上司が男性でも女性の場合でも、私たちがみな母親と独特の一
体感をもって育つことと関係している。母親像の投影が起こりやすい(つまり、「してくれて
当たり前」になりやすい)ので、承認不足や過剰負担になることに気をつけたい。
・もちろん、後者「はれ物にさわるように扱う」も、気をつけたい。
「女性を戦力として認めない」は大損失。
また、叱責に値するような行動があったときは、女性だからと手控えたりせず
叱ることは大事。
(もちろん、一般的な注意点として、承認すべきことを承認しておくとか、
叱ったあとのフォローをするなども大事)
「職場の可愛い子ちゃんキャラ」の女性に負担をかけまいとするような「えこひいき」にも
気をつけたい。(「泣き」に惑わされない?!)
「お局さんキャラ」の女性がもしいたら…、
「お局さんとは正面対決すべし」
と書いてあるビジネス書もありますが、むずかしいですね。
もしあればご相談ください。
相手が女性の場合に限定してお答えしてしまいました。MECE(漏れなくダブりなく)が
できているかどうか疑問です。
こう書いてみると女性部下、やっぱり大変は
大変ですね。
一般的には、コーチングを学ばれた上司の方は、女性活用が上手になられることが多いです。
ある銀行でトップ支店になった立役者が女性パートさんだった、という話も聞きます。
コーチングの「承認」の中には、「相手の仕事量や質を正確に観察する」というスキルも
入ってきますので、各スタッフの仕事量がわかりますし、適切な承認の言葉を投げかけること
で、伸びる人は非常に伸びる、ということではないかと思います。
|