大手総合病院の看護師は信じられないブラック企業だった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
大手総合病院の看護師 22歳 女性

【勤続年数】
4年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

私は22歳の時に新卒で大手総合病院へ看護師として就職しました。就職してから正社員として4年間勤務しました。

労働環境が劣悪な事が多い看護師という職種ですが、私の就職が決まった病院はかなり有名な大手病院だったため、入職前は安心していました。

しかし実状は信じられないブラック企業だったのです。

どのようなブラック企業だったのか

病棟勤務の看護師は夜勤があり、シフト制での勤務になります。

私の就職した病院は2交代制といい、朝8時30分から17時までが勤務の「日勤」と、16時30分から翌日9時までが勤務の「夜勤」の2つの勤務に分かれていました。

夜勤の場合には16時間勤務となるため、2日間勤務した事と同じこととなり、朝9時に夜勤が終了した日は「明け」として1日休みとなることが決められていました。

しかし実状は非常に辛いものでした。

サービス残業ばかり

実際に働き始めると、思っていた以上に残業が多く、終了する時間が日勤の場合には20時~22時、夜勤の場合には翌日12時を過ぎる事がほとんどでした。

日勤の場合には残業が長くても11時間~13時間程の勤務だったため、慣れてしまえばまだ大丈夫でしたが、夜勤の場合には19時間以上の勤務となりました。

その間、1時間ほど仮眠が取れればよい方ですが、忙しい日には仮眠はおろか食事休憩すら取ることができず、19時間ぶっ続けで働き続けることも時折ありました。

夜勤の日には、16時頃から勤務が始まるからといって夕方に起きるわけでは無いため、起きている時間を考えると24時間以上、一睡もせずに19時間ほど働き続けることとなります。

それだけ残業をして、その頑張りがお金になればいいのですが、ここがブラック企業!残業記録が書きかえられ、自分たちが申請していた残業時間の半分ほどしか残業代として計算されていませんでした。

私の働いていた病院は、毎日の残業時間を紙に記載していき、病棟内の看護師全員の1ヶ月分をまとめて直属の上司である師長に提出していました。

その残業記録をタイムカードと照合して、師長が上に申告するというかたちでした。この全員分をまとめて申請する師長が、残業時間を削って上に申告をしていたのです。

なぜなら残業が少ない病棟は、それだけしっかり業務や部下を管理出来ているということで、師長の高評価に繋がるためです。

師長のボーナスや昇給のポイント稼ぎのために寝る間も惜しみ、食事もとらずに働き続けた残業が削られ、ただ働きとなっていたのでした。

勤務時間とされない出勤や業務

勤務時間にカウントされない研修や会議などが非常に多くありました。

出る事が強制の研修や勉強会が週1回以上、病棟内の会議や自分の担当患者さんのカンファレンスなどが月に2回ほど、委員会活動が月に1回、病棟内の係の活動が月に2回程。

これらは勤務時間とは考えられておらず、もちろん残業代や時間外手当は出ません。しかし基本的には参加が強制で、勤務後だけでなく、夜勤明けや休みの日でも参加しなければいけませんでした。

上記のように忙しくて仮眠も食事もとれず、12時過ぎまで残業していた日に、これらの研修や会議がはいっている場合には、19時間以上ぶっ続けで働いていたにも関わらず、一旦帰宅して食事をとる余裕もなくベッドに倒れ込み、1時間ほどの仮眠のみで再度病院に行かなければいけませんでした。

それも一切お給料の出ない無給で、です。

夜勤明けの会議などの場合には、あまりの過労に1時間の仮眠のつもりがアラームに気が付けず寝坊してしまい、遅刻や欠席してしまう人もいました。

すると、上司より1時間以上の説教があります。夜勤明けで睡眠不足や過労、空腹によりふらふらの状態で1時間以上立ったまま説教を聞き続ける事が本当に辛かったです。

給料明細などにカウントされている勤務日数自体は規定通りでしたが、これらの勤務と数えられていない出勤を入れると、勤務日数はとても多いものでした。

勝手に変更されるシフトと、勝手に消費されるお休み

1ヶ月ごとに決められたシフトも、急遽、勝手に変更されてしまうことがありました。

もともと出勤と決まっていた日に出社すると、師長より「今日休みにしたから、帰っていいわよ。」と告げられ、加えて「今日休みになった代わりに、~日のお休みは日勤になったから」と言われることが時折ありました。

もちろんここでのお休みは有給などではなく、週休です。

師長はいつも就業開始時間のぎりぎりに病棟に来ますが、私たち平社員は就業30分前には、その日担当の患者さんの情報収集や治療の準備をするなど簡単な業務を開始していました。

朝いつも通りに起床し、出勤の準備をして満員電車に乗って出勤し、就業前の簡単な業務まで終わらせたところではじめてその日が週休扱いになっていること知らされるのです。

ましてやその日が上記のような無給の研修や会議が入っていれば、結局お休みとなっても再度病院へ足を運ばなければいけないのに、です。

勝手に休みから勤務に変更された日に予定なども入っており、この事に抗議をしても、「だれかほかに変わってくれる人を自分で探して」と言われ、一切取り合ってもらえませんでした。

同じような事は職場内でみんな経験しているので、だれか他の人に頼む事は出来ず、また看護師はチームで動くため、自分が欠けたときの他のメンバーの大変さがわかっているために、「今回は私が当たってしまったか。」とみな諦めるしかありませんでした。

また反対に、何の相談もなしに勝手に休みから出勤に勤務が変更されていることもありました。

お休みだったためゆっくり寝ていると突然何度も電話が入り、何事かと急いで電話に出ると「出勤時間をとうに過ぎているが連絡もなく何事か?」という電話でした。

あわてて配られているシフト表を確認すると間違いなく休みになっていたため、休みである事を伝えると、数日前に勤務変更をしたと言うのです。

しかし一切聞いていないことだったので確認すると、「伝え忘れたけれど、病棟内に貼ってあるシフト表には記載した」と言うのです。

その日は結局出勤し、時間短縮での勤務扱いとなってしまいました。

このことも病棟内で時折あることで、普段はメンバー同士で確認し声を掛け合っていましたが、急遽の場合や確認を忘れてしまった時にたまに犠牲者がでてしまっていました。

取得出来ない有給

有給の取得については絶望的でした。

まず入職の日に、師長より有給について、「有給は夏季休暇と合わせて年に1回、○日取る事が出来るが、それ以外での申請は基本的には出来ません」と説明を受けました。

まだ入職したてでがちがちに緊張しており、説明された事を完璧に理解することも、ましてや質問する事もその時はできませんでした。

実際勤務が始まると、先輩たちもみな、誰も有給を取得出来ていませんでした。

申請をしても、「その日は人が足りなくて休みをあげられない」「週休がたくさん余っているから、そっちを消化しないといけないから、その日は有給ではなく週休にしましょう」「人が足りなくて他の人の有給も延期してもらっているから、そちらを先に消化しないといけない」と何かと理由をつけて有給申請を延期され続け、みんな順番待ちをしている状態でした。

順番が回ってくるのは結局1年に1回程度で、消化されない有給だけがどんどん貯まっていき、上限に達して消えていってしまっていました。

ここまで有給が消化できないのは、やはり人手不足のせいだったと思います。

どの病棟でも人手が足りず、有給が消化できていないにも関わらず、働いていた病院は有名な病院だったため、ブランドイメージ維持のため中途採用は一切せず、4月入職のみの会社でした。

従業員の事よりも会社のブランドイメージを大切にするプライドの高いブラック企業でした。

看護師はチームで動き、また患者さん1人に対する必要な看護師の人数があらかじめ決められているため、1日に必要不可欠な看護師の人数が決まっています。

そのため、自分の都合だけを通して休みを取ることは、他の誰かが必ず出勤しないといけなくなってしまうのです。

チームメンバーや同僚に迷惑がかかってしまうという思いや、患者さんに不利益が生じてしまうという思いから、ブラック企業だと分かっていても強硬な手段をとる事ができませんでした。

その状況を改善するためにしたこと

これらの状況を改善するために、私はまだまだ下っ端ということもあり、時折抗議をするくらいで大きな行動はなにも起こせませんでした。

病棟内や病院内ではこの状況が非常に長く続いており、当たり前のような雰囲気となっていました。

先輩たちは「もう何度も抗議しているし、何を言っても変わらない。」「師長の上である看護部長に直接抗議に行ったこともあるが、師長とは仲良しの友達で、取り合ってもらえず、逆に師長に告げ口をされて査定を低くされた。」と諦めている様子でした。

また、中間管理職である主任などに相談をしても「私たちもみんな経験していることよ。」「人が足りないからしょうがない。」「看護師なんてどこの病院もそんなものよ。」と諦め、取り合ってもらえる事はありませんでした。

それらのことから、まだ下っ端であったことからも尻込みし、私は何も行動を起こせませんでした。

唯一出来る事が退職することだと思っていましたが、またここがブラック企業!なかなか退職が出来ません。

患者さんへの医療の質の維持のため、よっぽどの理由がない限り、退職は3月末か6月末のみと病院から決められていました。

しかしこんな状態の病院のため、毎回退職希望者が非常に多く、順番待ち状態でした。多い時には病棟内で、管理職以外全員の看護師が辞表を出したこともある程です。

けれどそれでは患者さんのケアはおろか、病棟を維持する事が出来なくなってしまいます。

そのため、辞表提出者は事前に師長と面談を行い、退職理由を伝え、師長からの承諾印鑑を貰えて初めて退職の手続きができる。というシステムでした。

しかし上記のように毎回ほとんどの看護師が退職希望を出すため、病棟維持のためあらゆる理由をつけて断られ、承諾の印鑑が貰えません。

「どうしても人が足りないから退職を認められない。他の退職希望者同士で話し合って、退職出来る人を○人、自分たちで決めなさい」と言われたこともありました。

話し合いで、退職を何年も待っている先輩たちを差し置いて無理やり自己都合を通す事が出来ず、結局その時は、年功序列で退職する事を順番待ちするような形になってしまいました。

またここでも、もし無理やり辞めてしまい、今入院している患者さんを看る人がいなくなってしまったら患者さんたちの命に関わるという思いや、残された同僚たちに多大なる迷惑がかかるという思いから、強固な手段をとる事ができませんでした。

結果的にその仕事は辞めました。

仕事を辞めた理由

入職当初から業務内容は辛い事ばかりで辞めたいという気持ちばかりでしたが、4年間その会社に勤めました。

4年間辞めなかった理由は、なかなか辞める事ができなかったということもありますが、直属の上司である師長が変われば、少しは状況が変わるのではという期待もあったからです。

私が入職をして3年目がちょうど師長の定年の年でした。

そのため、3年目には直属の上司が変わることが決まっていたため、上司が変われば労働環境もよくなるのではないかと思っていたのです。

しかし師長が定年を迎えて退職し、いざ他の病棟より新しい師長が就任してみると、状況はほとんど変わりませんでした。

新しい師長もまた、この病院の中で、同じような環境下で長年働いてきており、今の状況が当たり前、人手不足なのだからしょうがないことと思っているようでした。

師長が変われば何か変わるかもしれないという期待が、この病院を続けていく唯一の大きな希望だったため、落胆が大きく続けていく気力が無くなってしまいました。

また、入職当時より支え合ってきた同期が退職してしまいったことも心の支えがいなくなってしまい、退職を強く決めた理由の1つです。

そのため、その年の末に翌年での退職を強く希望し、婚約者にも協力してもらって引っ越しまでして、なかば無理やり退職をしました。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

自身の会社がブラック企業と知り、労働環境を変えようとしっかり行動を起こしている方も多くいらっしゃると思います。その方々には本当に頭の下がる思いです。

私は尻込みして何も行動を起こせなかったので、後輩に聞くと今でも私の勤めていた会社の状況はほとんど変わっていないようです。

そこに残してきてしまった後輩たちに申し訳なさを感じ、退職をするより前に何かできることがあったのではないか、少しでも行動を起こすべきだったと後悔をすることがあります。

企業を相手に行動を起こすことは本当に大変なことだと思いますが、後悔の無いようにすることが大切だと思います。

しかしあまりに辛い時には、無理をしすぎず退職してしまう事も手だと思います。私は退職後転職をし、転職先では本当に職場に恵まれました。

また逆に、私のようになかなか退職が出来なかったり、なかなか行動が起こせず我慢をしている方も多くいると思います。

一緒に働く同僚や取り引き先、お客さんなどの事を考えるあまり自分がブラック企業の犠牲になっている人もいるのではないでしょうか。

退職してから思うのは、そのようになかなか強気に行動を起こせない人や、優しく責任感が強い人ほどブラック企業の格好の標的だと思います。

私もそうでしたが、何かが変わる事を期待して何もしなければ、良くなることは無いと思います。

退職をするにしても、労働環境をかえる働きかけをするにしても、ブラック企業相手にははじめはかなり強固な態度が必要だと私は思いました。

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