過労死させるほど働かせるブラック企業でのプログラマーだった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
プログラマー 27歳 男性

【勤続年数】
1年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

私は入社当時27才で、会社の募集広告としてはイベントコンテンツの企画作成をすると募集されていた会社でした。

最初から正社員での入社でしたが、あまりにもブラックであったのと体がおかしくなってしまったこともあり、約1年で見切りました。

どのようなブラック企業だったのか

私がいたそのブラック企業は主にイベントの企画運営設営をする会社で、社長もとにかくいい加減で「社員なら自分の思う都合通りにコキ使っていいんだ」というような考え方の持ち主だったような方でした。

入社時には、いかにも労働基準法をキッチリ守る会社ですみたいな体裁で法に沿った会社規約を見せながら、「勤務時間はタイムカードでキッチリデータになり、残業代は法に則ってこのような計算式で算出されたものが支払われます」などと経理の方に説明を受けました。

で、そのような体裁の説明をしておきながら実際はタイムカードは存在しているだけで無いようなもので、残業代は退社するまで1円たりとも支払われたことはありませんでした。

もし仮に、違法にはなってしまいますが正直に「法ではそのようになってはいるのですが、今の現場はどうしても苦しいので時々無理してでもサービス残業を押しつけてしまう場合も実際はあります。でもそれを承知で私たちと一緒に頑張ってもらえるなら、ご納得の上で入社していただけないでしょうか」などと法厳守は上辺で、実際はそうじゃないけど頼めませんかと素直に言っていたとしたら、それで私の方がわかった上で入社していたのであれば百歩譲ってまだわかります。

しかし、契約の時に計算式まで見せて残業代はこのように支払われると説明して断言しておきながら、実際には支払われないのであれば「完全な詐欺」に他ならないのではないでしょうか。

逮捕される泥棒とやっていることは何も変わりません、ブラック企業というのは。

毎日20時間以上働かされた

このブラック企業で一番キツかった月で実際どのくらいサービス残業をさせられたか具体的に話しますと、真夏の7月だったか8月だったかに大きなイベントがあって、その時は本当に死ぬかと思ったことあります。

この企業は基本的には平日8時間勤務で土日祝休みというのが表面上の体裁だったのですが、その月は休めて家に帰れたのは2週間に1日、計2日間だけでした。

それ以外の時間は全て貸しビルの中に缶詰にされてプログラムの開発をほぼ24時間拘束に近い形で従事させられて、一応仮眠する時用のホテルをそこから10分くらい歩いた所に用意はされていたのです、がそこで眠らせてもらえたのは週に数回あるかないかというものでした。

しかも深夜に「ホテルに行って休んでいいよ」と解放されてホテルに行っても2〜3時間でまたすぐ呼び出されたりして、ほとんどまともに眠る時間はなくシャワーに入りに行っていただけの状態に近い扱いでした。

なので私の同僚で一緒にその貸しビルに缶詰にされていた仲間は、ホテルと往復する時間ももったいないだけだと言って、貸しビルの冷たい非常階段にゴザを敷いて2〜3時間仮眠して、毎日20時間以上働かされるという日々が続きました。

基本的には貸しビルの中に缶詰ですが時々会社の本社の方にも用で行く時もあり、会社のビルの中で深夜を過ごす場合もありました。

けれど真夏だったこともあり、そんな生活が続いていたものですから体力がどんどん削られていきました。

タイムカードは会社にあるのですが、その時は貸しビルに毎日24時間拘束されっぱなしですし、会社に行った時でも出社中には変わりないので押すタイミングもありません。

2日だけあった家に帰る時だけタイムカードを押して、ホテルに行っていた時間などは全て自己申告で手書きしておけと言われて、ほとんど意味をなしていませんでした。

しかもそのタイムカードの時間も自己申告した時間も、結局残業代は一銭も払われていないものですから何の意味もなく、会社側が適当に体裁を整えるためだけに社員に書かせていたにすぎないのです。

一緒に作業をしていた人が過労死

そうこうして真夏に体調をどんどん崩すようなコキ使われ方をされていたところ、出向で私の会社に来て一緒に作業をしていた某有名広告代理店のまだ30代の方が過労で倒れ、その後まもなく過労死に至ってしまったのです。

私はそれを知った時に心底ゾッとしました。

私が見た限りその方は表面上元気で何も悪い所はなさそうでしたし、少なくともまだ死ぬような年齢ではないわけです。なのに、あっさりと過労死してしまったのです。

少し前に、電通で過労死した人の事件がありましたが(ちなみにその方は電通ではないです、もう一つの方の有名な広告代理店の方です)、私たちがそこで苦しんでいた時はその電通の過労死した人の労働時間を遥かに上回っています。

そりゃそうです、実質的に丸一日連続でずっと拘束されていてほとんど眠らせてももらえないのですから。

むしろ私の方が一緒に作業していた同僚たちの中では体も強い方ではなく、ダウンするなら自分が真っ先にやられるだろうと思っていました。

とうとう会社で倒れることに

そして実際、それが現実となってしまったXデーがその後に到来しました。

真夏にずっとそんな生活をさせられて体がどんどん弱っていると自分でも感じていたところ、会社のエレベーターの横でめまいがして私はついにそこで倒れてしまったのです。

単なる貧血とかめまいではなくて体がやられているというのは、自分の体ですから自分で一番良くわかっていました。無理に起き上がろうしても、どうしても体が動かないのです。

それに睡眠不足も重なっておりましたから、意識朦朧のままずっとそこに倒れたままになってしまいました。

さらに恐ろしいのは、このような会社にロボットのように勤めている社員たちは冷徹な方々が多いのか、エレベーターの横で倒れている私を見ても声をかけたり何らかの反応をしたりする人がほとんど居なかったことです。

みんな私が倒れているのを真横で見ても、ほとんど反応を示さず素通りする人ばかり。数時間経った時点でやっと私の体を心配してくれた方が声をかけてくださって、私は病院で診察に至りました。

ちょうどそのキツい真夏のイベント仕事も終わったところだったのが幸いし、数日休めたために私はなんとか回復しました。

しかしこんなムチャクチャなブラック企業でこのまま働き続けたら私は間違いなく体を壊すだろうという予想と共に、この企業に対する怒りがもうおさまるレベルではなくなっていました。

辞表を叩きつけて会社を退社

結局1年くらい勤めた頃に、私は私が入社契約した時の経理の担当者に再び質問に行きました。

私はその経理の方に「あなたは私が入社する時に規約を見せながら、こうこうこうで残業代もこういう式で計算されてどうこうとか間違いなく説明しましたよね?でも今までものすごい残業させられてますが、たったの一度も残業代が出てませんけどどうなってるんですか!?それに、タイムカードとか何のために押してるんですか、これじゃまったく意味ないじゃないですか!」と強い口調で聞きました。

そしたらその経理の人は「残業代が“出る場合は”、“法的には”こういう計算式が使われると説明しました」という感じで、私は法的な式を説明しただけでこの会社がそれに従って出すかどうかは私は関知しないみたいな他人事のような反応をされたのです。

じゃあそれなら、この会社は違法行為をしてるんじゃないですかと言ってもはぐらかされるばかりでした。

私はもう心ここにあらずで辞表も用意してきてあったので、そこで辞表を叩きつけて会社を退社しました。

その会社に対する怒りもありましたが、一番の理由は無理にそのまま続けたら私の体が絶対持たないと自分でわかっていたからです。

仕事内容そのものは嫌いではありませんでしたし、同僚の中にはとても良い人も一部にはいました。それだけに、色んな意味で悔しい思い出です。

その状況を改善するためにしたこと

私はそのブラック企業に在職中にも、どうして残業代が出ないのかと散々申し入れたことはありました。

しかし上司にははぐらかされるばかりで、同僚たちは一部には理解してくれる方もいましたが、大半はもうあきらめてるという感じの人ばかりでした。

ブラックでもここ以外ではもう職にすらつけるかわからない、だからこれでもイエスマンとして何も意見はしたりせず、我慢して当然なんだという考えが染みついた人ばかりだったのです。

私も当時はまだ若く、訴訟を起こしてでも徹底的に戦って会社の方を改善させようという気にはならず、もう会社の方にここはダメだと呆れて辟易していた感じになっていました。

無理にこの会社で頑張るよりは、こんな会社はとっとと損切りして見捨てて他の道に行った方がよっぽどマシではないかと思っていました。

この会社の社長は時々社員たちによる宴会を開いたりしていましたが、そんなもので社員たちの忠誠心を繋ぎとめておけるとでも思っていたとしたら、相当頭の悪い社長だったということでしょう。

私の場合なんかはそういう宴会の席自体があまり好きではない上にお酒も好きではないものですから、そんなことされてもまったく嬉しくもなく余計な行事だなとしか思っていませんでした。

同僚の中で私と同じようにサービス残業が酷すぎると同調してくれていた方々も一部にはいたのですが、プログラマーだった私とはみんな違う部門で営業関係だったり現場設営関係だったりして、連携を取るというところまではなかなか行きませんでした。

後で聞いた話では、私のように体壊すほど酷いレベルでサービス残業というかほぼずっと拘束というのをさせられたのはプログラマーたちくらいだったようです。

さすがに営業などの他の部門ではサービス残業自体はあってもそこまで極端ではなかったために、サービス残業自体には不満を持っていてもその度合いが部門によって大きく違っていたというのも、イマイチ連携が取れなかった一つの原因となっていたようです。

当時の私にもう少し知識があり、またその会社に少しでも忠誠心が残っていたのであれば、会社に留まってでも会社をマトモな方向へ改善するように一人でも戦おうと考えたかもしれないです。

しかし体もすでにボロボロになっていて身心共に疲労していた私にはそこまでの余裕はなく、とにかくこの会社から離れてまずは体の健康を取り戻すのが第一だということばかりを考えていた状況でした。

おそらく私がいたこのブラック企業以外にも今の日本には数多くのブラック企業が存在しているはずで、マスコミが報道するような表に出るような過労死などは氷山の一角で、実際はもっと死ぬほどたくさんあるのではないかと考えています。

結果的にその仕事は辞めました。

仕事を辞めた理由

このブラック企業を辞めた一番の理由は、企業体質がどうしようもなかったというのももちろん大きな理由ですが、最大の理由はまず自分の体がこのままではもたないと思ったからです。

出向してきていた同僚が若くして過労死し、私も明らかに体に変調をきたしておりましたので下手したら死ぬかもしれないと本気で思った時もありましたから。

人間、こんなどうしようもない非人道的な企業にこだわって体を壊してしまうとしたらとても愚かなことです。

健康は一生モノなのに、こんなブラック企業のせいで一生を台無しにしては本末転倒ということです。

私の場合は、そういうことを仮に抜きにしてももう体が相当にへばっておりましたから、どちらにしても問答無用で辞める以外に選択肢はなかったというのもあります。

みんながみんな不況でブラックでも辞めたら食いっぱぐれるので、嫌でもあきらめて続けるしかないという奴隷状態になってしまっていたら、ブラック企業の方はますますつけあがって足元を見て、好き放題にしてしまうのではないでしょうか。

また、労働基準法という法律があるのにそれが実際ロクに機能していないということは国政の方にも意見を表するということも、フリーになっていた方がブラック企業に対してなんの問題もなく言いまくれるという状態にもなる利点も、辞めた方があるという点もあったりします。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

あなたがもし、そのブラック企業の業務がきつくてもそれを納得の上で充実した仕事が出来ているのであれば、会社を見切って辞めてしまうよりは会社に留まったまま訴訟するなどして戦って、会社を正常化する方向に舵を切るのが良いのではないかと思います。

そうではなく、もう救いようのないどうしようもない会社であればどっとと辞めてしまうのが一番です。

そして出来れば、ネットやリアルでの口コミでその企業の実体を生々しく広めることに尽力した方が良いと思います。

もちろんこれは会社を辞めていない段階でも可能ですので(ネットなどの場合は特に)、とにかく後に続く被害者の連鎖を止めることを考えた方が良いです。

そして社員を人間とも思っておらずコキ使うような違法ブラック企業には、タダでは済まない天中が必ずくだるぞという姿勢で、自分が出来ることを徹底的にやり続けて欲しいというのが私の願いです。

そうしないと日本全体も改善していかないと思うのです。

一人一人が泣き寝入りをせず、悪いものは何を言われようが悪いのだというのを実際にやれる「行動」として示さないといけないと思います。

心の中で思っているだけでは、世の中にまったく影響がありません。あなた一人の思いを表に出すだけでも違います。

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