建設業の施工管理はパワハラな上司のいるブラック企業だった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
建設業の施工管理 36歳 男性

【勤続年数】
16年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

都内の建築系専門学校を卒業後、ゼネコンに施工監理技術者(現場監督)として就職しました。

専門学校卒ですが技術職なために待遇はしっかりしており、俗に言われる専門学校卒故の低待遇な企業ではありませんでした。

ただしそれは表向きだけの話で、実際には過酷な現実が待っていたのです。

どのようなブラック企業だったのか

営業職や事務職と違って、施工監理技術者といっても具体的にどのようなことをするのかイメージしずらいと思いますので、簡単に説明します。

建設業の建築現場においては、実際に職人さんたちが自らの肉体を駆使して基礎工事や柱を立てたり梁をかけたりなどの俗にいう棟上げ工事というものや、上下水配管設備工事、電気配線工事などを行います。

それぞれの役割の職人さんを効率よく働いてもらうために工程表をつくり、それに沿ってちゃんと職人さんたちに働いてもらったり、また設計通りに作業が行われているかなどを現場で確認をする技術者のことを施工監理技術者(現場監督)と言います。

一戸建ての住宅では一人大工なんて言われてる人が大抵のことを一人で仕上げてしまうなんて現場もありますが、小規模でもビルなどの現場ではたくさんの職人さんが関わって一つの建物を作り上げています。

そのような職場というか現場ですので、もちろん人間ですから人それぞれ個性のぶつかり合いとなってしまい、日々様々な衝突が起きてしまうのが現状です。

ネジの打ち方ひとつでも個性があり、そんなことのお互いの主張がヒートアップして喧嘩になるのはよくあることです。

そんな現場を円滑に回していくのが私たち施工監理技術者(現場監督)の仕事なため、コミュニケーション能力が高かったり、人間を好きでなくては務まらない職種ではあると思います。

今回お話ししようと思うのは、思いもよらない事から起きてしまったトラブルが原因で職場がブラック化してしまった時の話です。

コネ入社の上司が最悪だった

当時の現場は納期にも余裕があり、職人さんたちともとても良い関係を築けていたと思っていました。

週末には社員と職人さんの家族連れ立ってキャンプやバーベキューに行き、家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっていました。

お互いの気心も知れあっていたために小さなことは問題にならず、和気あいあいと仕事ができるような職場環境だったように思えます。

しかし、本社の業績が伸び悩んでいるのをきっかけに役員人事が革新されて、新たな指導部による組織内のテコ入れが行われました。

それによる影響は我々末端にも及び、私の直属の上司は左遷、本社より出向してきたA氏が直属の上司になってから現場の雰囲気はガラリと変わってしまったのです。

A氏は典型的な下いびりの上へつらいタイプの人間。少しでも自分の機嫌を損ねることがあるとすぐに誰かをいびるようなことをして、憂さを晴らすようなことをしてしまいます。

もちろん職人さんや我々監督どうしでふざけたことを言ったりもするのですが、彼の言動はそれとは違い、明らかに悪意があり、現場の雰囲気を壊してしまうようなものでした。

具体的には、工程表の中で電気工事が入るはずだったのに連絡ミスで来ない。(A氏のミス)

そのために先の工程が大幅に遅れてしまうようなことがあったときに私のせいにするだけではなく、次の工程の人間に残業を無理強いするために、あえて連絡ミスをしたみたいなことをみんなに言いふらすようなことを平然とやってのけるような人間でした。

無論、彼の行為はそれだけにとどまらず、彼が着任してから一年ほどたったころには職場の雰囲気は以前とは比べ物にならないほど劣悪な環境となり、職人さんたちも一人辞め、二人辞めとどんどんと現場から人が離れて行ってしまっていました。

なぜそのような人間が辞めさせられることがないのかというと、先にも述べましたが上には良い顔を見せるために、なかなか現場の実情が上に伝わらないこともありますが、決定的なのは彼は本社役員の息子であるということでした。

俗にいうコネによる入社なため、問題をおこしてもほかの周りの人間の責任にされているのが現実なのでした。

新人いじめを上司がしていた

A氏が着任翌年の新年度のことです。

中学を卒業して鉄筋工として配属された新人が気に食わなかったのか、いじめやすいとでも思ったのか、A氏は伝達事項をわざと伝えなかったりミスを誘発するような罠を次々と仕掛けていました。

具体的には現地集合の現場の住所や時間で嘘を伝え、当然遅れてくる彼をみんなの前で叱責するようなことを日常的におこなっていました。

もちろんそれをフォローしてしまうと、周りの人間までとばっちりがきてしまうので見て見ぬふり。当然そのようなことをされて心中穏やかでいられる人間などいるはずもなく、ターゲットにされてしまった彼は夏を前にして退職してしまいました。

今まででしたらそれで終わっていたのですが、彼の親戚には市議会議員をするほどの地元では知らない人はいないほどのお偉方がいたのです。

身内へのあからさまなパワハラ事案をそのままにするはずもなく、裁判沙汰に発展しそうな勢いとなっていましたが、A氏には反社会勢力との繋がりもあり、どのような事をしたかわかりませんがもみ消してしまったようで、何事もなかったように立ち消えていきました。

セクハラやパワハラによる劣悪な職場環境

彼のターゲットにされるのは男性だけではなく、事務職の女性社員にもその魔の手は及ぶほどでした。

新年会や忘年会でのあからさまなボディータッチのセクハラなどは朝飯前、お酒の弱い新人の女性社員に無理やり飲めないお酒を飲ませ、ホテルに連れ込んでしまうようなこともやっていたようです。

そのような人間が自浄作用で排除されない職場では、自然と周りの人間まで歪んだ人格となってしまいます。

職人さんにもいろいろあり、A氏のような人間について優位に立とうとするグループも存在するようになっていました。

A氏と一部の悪い職人グループはよく夜の街に連れ立って飲みに行くようになり、そこでは女性グループに対して犯罪行為などもおこなっているようでした。

A氏単独でしたらまだ我慢できたのですが、半グレのようなグループ化したA氏はたちが悪く、それこそ好き放題やりたい放題やっていました。

そのころには現場への直行直帰となっていましたが、A氏が現場に顔をだすことはほとんどなく、昼間っから遊びほうけていたと思います。

もちろんA氏がいなくても仕事量は変わりません。帳尻合わせは私たちがしなくてはならず、結局仕事量としては余裕があるはずなのに残業をやらなくてはまわらない状態におちいっていました。

パワハラによる現場への影響はモチベーションの低下、自然と生産性の低下にも繋がりますので、そんなことも残業を増やす要因だったのかと思います。

だんだんと劣悪な職場環境になっているのに業を煮やし、改善をしようと本社に直訴したものもいましたが見事撃沈、逆に退職まで追い込まれて自己都合で退職させられてしまいました。

そもそも業績悪化を理由に役員一新したはずなのにこれでは逆効果で、業績も悪化すると思われますが、リストラ、コストカットなどを駆使し、現場の作業量を多くしたため、見かけ上の業績は職場環境の悪化とは反比例してぐんぐん伸びていったのです。

そのためにブラック企業化は益々進行してしまいます。昔気質の職人さんたちはどんどん駆逐され、現在現場を任される職人さんたちは半数以上が出稼ぎの外国人労働者となってしまいました。

コミュニケーションが難しい外国人の方々ですので、昔のような家族ぐるみのなんて望むこともできず、入れ代わり立ち代わり職場の人間は変わっていき、ブラックという言葉を忘れてしまうほど職場環境は地に落ちてしまいました。

現在の我々の仕事は低賃金の職人さんたちをいかに効率よく働かせるかが主だった仕事となり、古き良き昔の職場環境など遠い昔に忘れてしまいました。

その状況を改善するためにしたこと

先にも述べた私たちの職場において環境を悪化させる原因となったA氏ですが、その方を排除するために私たちはまず同僚内での意識の統一を図ろうとしました。

同期入社の同僚とA氏についてずいぶんと意見を交わしたものです。

結局最適な答えを得られることはなく、またそれらはA氏のただの悪口に終始してしまい、その話し合いすらモチベーション低下に結びついてしまうのです。

目には目をと申しますが、A氏と同じような行為をしてしまっては結局職場環境の雰囲気は悪化してしまうために同じ手は使えませんし、使いたくもありません。

その話し合いがために同僚との仲も険悪になることも多々ありました。

また、そのような行為はお互いを疑心暗鬼にさせるにとどまらず、A氏の排除どころか我々の立場すら危うくなってしまう危険さえあったのです。

結局頻繁に飲み会を開くことによってA氏排除の繋がりを強めようとしたのでしたが、あからさまな排除をすることができず、これは失敗に終わりました。

また、そのような働きかけはA氏に警戒感を強めるきっかけとなってしまい、藪蛇だったように思います。

それからはA氏の態度も前にもまして巧妙になり、私たちが上に働きかける機会さえ作れないように私たちの立場を悪くさせる結果となっていました。

またそのような働きかけたことによって、A氏との一部の悪い職人グループとの繋がりができてしまったことも否定できません。

ブラック企業のパワーハラスメントなどの人間関係の悪化は自浄作用が働くようにそれぞれ意識していけるのが最善なのですが、それをあえてせず、悪い方向へ導こうとする人間がいることが否定できません。

残念なことにそのような人間は自らの保身のために組織内での立ち位置を十分理解しており、立ち振る舞いに落ち度がありません。

そのような人間を排除することは大変難しく、また排除しようとする行為すらもパワーハラスメントとされる恐れさえあるのです。

先にも述べたA氏のような事例ですが、彼から言わせれば業績向上のために私たちを教育しているとする立場になってしまうのです。

事実、上のほうにはそのように認識している人間が多いように思えますし、雰囲気の悪化など業績に関係ないと考えている節があります。

結局A氏を排除できなかったばかりか同僚も退職においこまれた私たちですので、それ以上の手を下す手段を思いつかず、年々悪化していく職場環境に甘んじているのが現実です。

結果的にその仕事は辞めませんでした。

仕事を辞めなかった理由

職などに伴う退職を考える原因となりうるブラック企業のパワハラと言いましても、小さな事例では実際の所モチベーションが低下するだけにとどまってしまいます。

例外では離職、退職、果ては精神疾患や自殺などに追い込まれるケースもありますが、そのようなことは稀であり、ただでは済まないはずなのですが、実際に私自身の体感ではモチベーション低下の範疇となってしまっていますし、前にも述べましたが隠蔽されているのが現実です。

またそのモチベーション低下は業務効率の低下、結局は残業などが長くなってしまうのですが、それが実際の業績には結びつかないためにないがしろにされがちなのがブラック企業たる所以であり、パワハラもなくならないと思っています。

もちろんどんな業態職種業務におきましても例外ではなく、私の経験しているブラック企業たる所以は元をただせば社会構造そのものだと思うので、それを理由に退職、転職はなかなか考えられなかったと思います。

また、就職後まもなくして学生のころから付き合っていた彼女とめでたく結婚いたしました。

そして間もなく一男一女にも恵まれ、世間一般的には幸せな家庭に恵まれたこともあり、簡単に転職を考えられる立場になかったのが一番の理由だと思います。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

ブラック企業といっても様々な形態がありますが、私の会社のように組織構造的な問題から起因するパワーハラスメントが主だったものかと思っています。

現実問題として、組織のガンとなる存在を排除する必要性はあると思うのですが、利益の最大化を目指す方法において職場環境の悪化が利益追求に即した考えの場合もあるのです。

そしてあえてそれを推進する企業もあることも否めません。

そのような組織にとってガンと思われる存在は両性のワクチンであり、排除されるべき人間は職場環境を良くしようとする人間なのかもしれませんし、私たちがむしろガンなのかもしれません。

パワハラなどに関しては法整備が進んでいますが、残念なことにそれを取り締まる法的機関が事実上無力でありますし、我々働く人間を守るべき存在はまた働かす人間を守る側でもあるのです。

これは私自身にも言えることなのですが、ブラック企業に勤めている人間は常に悩み続ける命題に結局続けるかやめるかの二択になるでしょう。

ですが、結局次に行く職場はホワイトである保証など無いために二の足をふんでいるのが現実だと思います。

より良きパートナ、助言者などが現れて、先に進む手助けをしていただける機会があったらすがってみるのが正解なのかもしれません。

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