高齢者介護施設の事務は男尊女卑のひどいブッラク企業だった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
高齢者介護施設の受付・事務 30歳 女性

【勤続年数】
1年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

私は30歳のときに高齢者介護施設の受付、事務として働きはじめました。

以前は別の会社で働いていましたが、結婚をして通える距離ではなくなったので退職し、新しく勤めました。

しかしブラック企業だったため、正社員でしたが勤続1年ほどで辞めました。

どのようなブラック企業だったのか

結婚をして新居に引っ越した私は仕事を探していました。すると自宅から近い介護施設で求人募集があったので、さっそく応募してみることにしました。

そして面接となったわけですが、今思えば面接のときから違和感がありました。

面接では志望動機や今までの仕事の経歴など、ありきたりなことも聞かれました。

しかし「両親は現在、何歳でどんな仕事をしているのか」「姉妹はいるか、いるのであればどこに住んでいてどんな仕事をしているのか」といったことまで聞かれました。

今までそんなことを聞かれたことがないので驚いたものの、聞かれるままに答えているような状況でした。

そして家族の仕事だけでなく、「家族で病気をしている人はいないか」といったことも聞かれました。他にも夫はどんな仕事をしているのか、体は元気かなど根掘り葉掘り聞かれました。

その後せっかく内定をもらったので不安になりながらも働くことにしましたが、実際に働きはじめると、面接で聞いていた勤務形態ではなく驚きばかりでした。

残業代が出ず毎日3時間のただ働き

前もって聞いていた話では残業はなし、事務業務が主体、就業開始は9時とのことでした。ですが実際は毎日残業がありました。

出勤や退勤のときはタイムカードなどではなく手書きで「〇〇時出社」と自分で毎日手書きしていきます。

そして退社時刻も自分で時間を書くのですが、残業をしたとしても定時で退社したと書かなければいけませんでした。

前もって聞いていた話では定時は17時、残業はないとのことなので家事にも支障がないと思い勤める決心をしたのですが、実際は毎日20時頃まで働かねばなりません。

しかも定時で退社しているとウソを書かないといけないので、残業代は一切でません。毎日3時間ただ働きの状態でした。

不思議に思いなぜ定時の時刻を書くのか聞くと、「ここは介護施設だから。困っている人を応援しているのだからそれくらいはやってあげよう。他の人の方が大変な想いをしているんだよ」と上司に言われました。

全く納得できる返答ではなかったのですが、「他の人は一切文句を言うこともなくそうしてるんだよ」と言われ、働きはじめたばかりの私にはそれ以上のことを言うことはできませんでした。

女性らしい仕事は女性がするように

仕事内容ですが、前もって聞いていた話では「事務が主体」とのことでした。

ですが実際に働いてみると事務だけでなく、高齢者のサポートが多くあります。高齢者が散歩するときに付き添い、食事のときも補助をするなど、人手がたりないときはそういったことがメインになっていました。

さらに仕事は朝の9時からでしたが、なぜか朝礼が毎日8時45分からあります。

では8時45分に間に合うように出社すればいいのかというとそうでもなく、なぜか女性社員だけは早めに来るように言われました。

女性社員は掃除、植物の水やりを毎日しなければなりません。なぜ女性だけなのか理解ができませんが、それが当たり前になっていました。

女性社員は8時にいき、まずは広い施設内の掃除、そして花壇や植木鉢の水やり、そこからお茶の準備をします。そのお茶は誰が飲むのかというと、お客さんなどではなく男性社員です。

女性社員にはお茶はださなくてもいいのですが、男性社員が朝に到着したらそれぞれが好む飲み物をだしてあげないといけませんでした。もちろん男性社員がお茶を飲んだら、洗うのは女性社員です。

施設の掃除はもちろんのこと各個人のデスクも掃除するのですが、男性のデスクも毎日掃除してあげなければなりません。

男性はゴミ箱にゴミがたまっても捨てず、それをまとめて捨てるもの女性の仕事でした。

そのため女性社員のみ8時にいき掃除などをして、8時50分に全員で朝礼をし、9時から仕事にとりかかるといった感じでした。

そのことは女性の先輩社員に理由を聞いたのですが「私が働きはじめたときからそうだった。ずっと前に飲むものは自分で用意してほしいと直訴したけれど、鼻で笑われた」「自分のデスクも自分で掃除してほしいと伝えたことがあるけど、女性は大きな仕事ができないんだから女性らしい仕事は女性がするようにと言われた」と言っていました。

男尊女卑のひどい社風だった

とにかくその会社は男女の差があきらかで、昔の時代のような風習がありました。

電話は女性社員しかでなくていい、それは社歴に関係なく女性の主任は電話にでるけれど、男性の新入社員は電話にでなくていいという感じでした。

お客さんにお茶をだすにしても必ず女性がだし、女性社員が全員席をはずしているとお客さんにお茶は出しません。そのため必ず1人は事務所に女性がいないといけないという感じでした。

また、来客があり仕方なく女性社員が全員事務所をあけるときもあったのですが、事務所に戻ると男性社員から「喉がかわいたけど誰もいないから自分でコーヒー淹れたんだけど」と言われたこともありました。

そして昼食にしても同じような感じです。

社員はみんな持参したお弁当を食べるか外で何か買って食堂で食べていましたが、男性社員にはお茶を出してあげないといけません。

働いていた介護施設にはいろんな業種の人がいましたが、それも事務員の仕事だとのことでした。

介護職についている人や看護師さんはしなくてもいいのですが、とにかく女性の事務員は食堂に男性社員がくれば自分が食事をとっていても中断し、お茶を出すのです。

自分がお昼休みでも関係なく、事務社員は「みんが働きやすいような環境をつくることも仕事」と言われました。

そしてその介護施設の施設長に対してはもっと気を配らねばなりません。

お茶を出すことはもちろん、どこよりも施設長の部屋を丁寧に掃除し、自分の事務仕事よりも施設長のお世話が大事です。

お昼になると施設長のお昼を買ってきて、飲みものや常備している薬を準備し、お手拭きなども準備します。もちろん一切片づけはしないので、片づけも女性事務員の仕事です。

コンビニで昼食を買ってきてもコンビニなどの簡易容器では食べたくないとのことなので、施設長が愛用しているお皿に移し替えることも毎日やりました。
お箸を準備し、調味料などもそばに置いておかなければ呼び出されて怒られます。

そしてこれも意味が分からないのですが、施設長と話をするときはヒザを床につけなければなりません。片膝を床につけて、お話をするのです。

例えば昼食の準備ができると施設長の部屋へいき、ソファに座っている施設長の前へいき「昼食の準備ができました」とヒザをついて伝えます。

ヒザをつく理由も必要性も分かりませんが、これは上司である主任や課長、部長までがそうしていたので私もやらないわけにはいきませんでした。

この施設は毎日残業があり、しかもただ働きです。

前もって聞いていた仕事内容や勤務形態でもなく、また男尊女卑のひどい施設でした。

高齢者施設なので入居しているのは高齢者ばかりですが、その入居者よりも何よりも施設長に一番気をつかっている施設です。

入居者を待たせても施設長のお茶やお菓子を準備するなどもよくあり、誰も逆らえないような状況でした。

男性社員は自分たちが掃除をしなくていい、お茶は女性がいれる、面倒な作業は女性がする、ということが当たり前になりすぎているせいか横暴な人が多かったです。

事務所内で男性社員が集まってワイワイと話で盛り上がる中、女性社員だけが忙しくてバタバタしているという状況もよくありました。

そんな環境なので有給休暇を使えるわけもなく、勤務1年の中で有給を使ったことも早退をしたことも一度もありません。

どうしても用事のため有給を取りたいと言いましたが、施設長に「有給を使うほど貢献している自信があるなら、どうぞ取得してください」と言われとても休むことはできませんでした。

その状況を改善するためにしたこと

私自身、この職場環境を変えたかったのですが、大きなことはできませんでした。

社員が全員「環境を変えたい」と思っているのであればまだ可能だと思いますが、男性社員は楽ができるので形態を変える気はなさそうでした。

女性社員が早く出社して掃除やお茶出しをすることはなんとかできないのかと課長に直接伝えましたが、「徐々にやっていこう」「そんなことを言っていたら自分の立場が苦しくなるだけだよ」と言われ、何もすることができませんでした。

役職についているのは男性だけだったので、どうしても大きく変えてまで女性が働きやすい職場環境をつくるという人はいませんでした。役職についている人の年齢層も高く、無条件に男性の方が偉いと思っていたのだと思います。

残業を記録せず、残業をしても定時で帰宅したことにするといったことは施設長の考えなので、これもどうすることもできませんでした。

そこで環境を変えられないのであれば「これは仕事だから」と自分に言い聞かせて割り切るようにしました。おそらく他の女性社員もそうやって割り切って仕事していたのだと思います。

深く考えると嫌になってくるので、「これは仕事」と自分に言い聞かせていました。

幸いなことに女性の社員はみんなが優しく親切な人ばかりだったので、なんとか我慢できていたのだと思います。

女性社員は団結しているような感じでフォローし合い、「働いているのは女性だけだ」と思いこむことで何とか毎日の仕事をこなしていました。

あとは女性社員で話し合い、朝のデスクの掃除やお茶の準備はできるだけ前日にやっておくようにしました。

毎日残業していましたが、忙しくて残業になる日もあればそうでない日もあったのでそういった合間にやっておくようにしました。

残業はやることがなくても「上司が帰らないと帰ってはいけない」という感じだったので、できるだけ前日に掃除やお茶の準備をし、次の日の負担を減らして遅い時間に行けるように調整するようにしました。

また女性社員で話し合い、当番制にすることで毎日全員が早くこなくていいようにしました。女性は男性に比べて少なかったので大変でしたが、毎日早く行かなくてもよくなったので時間に余裕ができました。

たったそれだけのことですが、それだけでも随分と楽になりました。

大きく環境を変えることはなかなか難しく私にはできませんでしたが、考え方を変えること、協力できる人達だけでも協力をし合うと少しは改善できると思います。

結果的にその仕事は辞めました。

仕事を辞めた理由

私が働きはじめて8ヶ月がたったころ、夫から「もう辞めたら?辞めてもいいいと思うよ」と言われました。

私はわりと真面目な性格なので、一度入社したのだからできるだけ勤めないといけないと思っていました。しかし夫から「どんどん疲れて元気がなくなっている」と言われ、辞める決心ができました。

以前から辞めたいとは思っていたものの、結婚して子供がいるわけでもないので専業主婦はよくないと勝手に考えていたのです。しかし夫からそう言われたことで、「辞めてもいいんだ」と気づき、それがきっかけとなりました。

私はその施設で働く前は休日はどこかに出かけていましたし、わりとアクティブな方でした。

ですが働きはじめてからストレスが溜まっているのか外出もしたくなくなり、休日はゴロゴロして過ごすことが多くなっていたのです。

そんなことも夫から言われて初めて気づき、このまま働いていたら毎日が楽しくなくなると思い辞めることにしました。

毎日職場での男尊女卑という環境、上司や施設長の顔色ばかり気にすることにもかなり疲れていました。何となく考え方も卑屈になり、そんな私を夫は心配になったようです。

そんなことも自分では気づいていなかったので、職場環境で人間が変わるんだと実感して恐ろしくなりました。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

ブラック企業にも色々な種類があります。

人間関係や就業形態、賃金の問題などありますが、明らかにおかしい、自分が我慢できないのであれば辞めることも選択していいと思います。

確かに我慢すべきところはどの会社でもあるとは思いますが、どうしても我慢できないこともあるのでそれを理由に辞めることは決してワガママではないです。

職場は毎日行く場所なので、ある程度の割り切れることであればいいですが「絶対に無理」と思うことがあるなら辞めることも考えてみましょう。

環境というのは恐ろしいことに段々と慣れ、自分もその環境に染まってしまうことがあります。

「これは普通ではない」と最初は思っていても次第に「これを変だと思う自分が変かもしれない」と思い、何が普通なのか分からなくなってしまいます。

そんなときは社外の人に話して、冷静な目で判断してもらうのもいいでしょう。

働かないと生きていけないので悩むところですが、求人を探すなり、今の職場環境を改善していくなりして状況に合わせていけばいいと思います。

人生は一度しかないので、よく考えてみてください。

私はブラック企業をやめて本当によかったと思っています。あのまま働いていたら自分はどうなっているのだろうと考えるととても恐いです。

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