運送会社のドライバーはサービス残業が当たり前のブラックな職場だった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
運送会社のドライバー 39歳 男性

【勤続年数】
15年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

サービス業の運送会社に勤務しており、現在はドライバーとして勤続年数15年、正社員として働いています。

昨今、働き方改革と言って会社全体が人材を入れて、外部に仕事を頼んで労働環境が変化してきました。

それまではテレビで報道される以上のブラック企業でした。

どのようなブラック企業だったのか

テレビで報道をされていたブラック企業のD通やY運輸は、労務管理が出来ていなかった大手企業として報道をされていましたが、これは氷山の一角です。

日本全国で営業をしている多数の企業は、良い一例として働き方改革に取り組んでいる事でしょう。

上記2社は社員が死亡して裁判所に訴えられて多額の賠償金を請求されたり、7万人以上の社員に対し過去2年間に遡って、サービス残業調査に乗り出し急ぎ未払い給料を支払うなど痛い思いをしています。

2社とも言えるのは、組織の三角の上層部にいる人達は底辺で起こっている現状を知らなすぎる、または知らされていないと言う事です。

コンプライアンスと言う言葉がありますが、企業が社会に対して負う責任と言う意味です。

社会は世間とも言われますが、騒がれ痛い目を見てから初めて業務の欠点に気が付く、それでは遅いのではないのでしょうか。

リスクマネージメントと言う言葉がありますが、事前のリスクを予想し最善の手を打つ企業が増えているのも現在の社会です。

サービス残業が当たり前だった

私が15年勤務する運送会社の話をします。

運送会社の仕事内容を簡単に言えば、出勤をして荷物を積み込む、積み込んだ荷物を配達する、契約のあるお客様、依頼のあったお客様から荷物を集荷する、荷扱い場で集荷した荷物を発送して退勤をするのがルーチンです。

そこに電話応対や営業行為が絡んで、新規のお客様を開拓してくのが仕事です。

仕事を始める前のトラックの荷台に荷物を積み込むのは現在、ドライバーとは別の作業員の仕事です。以前まではドライバーの仕事でした。

出勤をして、実際に点呼を受けトラックに乗り込む前に作業があるのです。そこにサービス残業が生まれていました。

タイムカードを押さずに出勤をしてトラックに荷物を積み込み、管理者が出勤した時間帯にタイムカードを押していました。

ドライバーの考えもありましたが、荷物を積み込む人がいない状況は配達に出る時間が遅くなります。

そうなるとお客様から文句やクレームを言われたり、休憩が取れなかったりと全体の業務に悪循環が生まれます。その事があたりまえに常態化をしていました。

毎月の給料明細を見るとタイムカードを押した時間分の基本給や超過勤務手当が支給されていましたが、周りの仲間が一緒だったので何ら疑問を覚えずに働いていたのを覚えています。

毎日出勤時間の1.5時間前に働いていたのですから、月に30時間以上、年に360時間もサービス残業を行い給料に変えると50万円以上無駄に働いていた事実を今になって気が付きました。

次に休憩時間が取れない事実です。1日の扱い量によって休憩が取れるかが決まり、まったく取れない日が月に10日以上ありました。

荷物が多いと配達や集荷に追われて、お客様の依頼により急がされてしまい、帰社時間を守らないと他の社員に迷惑が掛かってしまう状況です。

休憩時間を惜しんでも何とか配達を終わらせて集荷が出来る状態にする毎日でした。ここでも月10時間以上のサービス残業です。

3つ目に帰社後のサービス残業。労働時間や生産の数字で管理者からうるさく言われるので、タイムカードを押してから荷降ろし作業をする有様です。

これは毎日、発生をする訳ではありません。集荷にも物量が多い時や梱包をしなければならない時など、時間が普通よりもかかる場合があります。

早くタイムカードを押さないと管理者からうるさく注意を受ける思いから、そうせざるを得ない状況でした。

他に会社なので会議やミーティングがあります。19時位に業務が終了してから深夜になるまで会議報告を受けた時がありました。もちろんタイムカードを押した事はありません。

ここでも月20時間以上のサービス残業です。私が経験したサービス残業時間は月60時間以上は会社に費やしていました。

会社側はタイムカードの数字や労働基準監督署の抜き打ち監査、労働組合への業務改善報告など対面ばかりを気にしていて、働く人の権利は見て見ぬふりです。

サービス残業をしていて注意を受けた事もありませんでした。全て、サービス残業を承知して働いている労働者が悪い風潮、まさにブラック企業でした。

一年間で会社を休んだ日が5日だった

31才になり会社の係長になりました。数人の部下を持ってこれからは管理する側の仕事です。

ドライバーの労働環境の現状がこうですから、管理側になって更に仕事はきつくなりました。

ドライバーの休みにトラックに乗り、乗らない時はクレーム処理や荷物事故などの事務所作業、毎月定例で行われる会議などに参加しました。

仕事に追われドライバーよりも早く出勤し、全員が帰社してから付帯業務を終えて退勤するのは午前様の状態です。休日出勤は当たり前のように行い、クレーム対応などもしていました。

ひどい年がありました。365日で会社を休んだ日が5日しかない年がありました。

家族は妻任せで家に帰るのは食事とシャワーのみ、休日は何処かへ遊びに出かけられる訳も無く疲れていました。それでも、会社の上司は自己管理だと報告される数字ばかり大切にしていました。まさにブラックな意識です。

勤務時間は年・月・日で計画時間が決められており、毎年始めに労働基準監督署へ届け出ています。

年間の労働時間が2,500時間以内だとすると単純に月で200時間位、日で10時間位でした。出勤時間8時、退勤時間20時がほぼ平均的な時間でしたので、1日の労働時間は休憩時間を差し引き11時間を超えてしまいます。

労働時間の管理上、時間を超えない為に半日のシフト勤務を組んでいました。毎月始めにシフト表が配られて、労働時間が表の中で自動計算をされていました。

そこでもありえない事実がありました。数字上は会社と組合で決めた計画労働時間を守るように作られていました。実態は違います。

労働時間を精査をするとサービス残業抜きでプラス20~30時間以上は軽く超えていました。この計画時間を守るようにとドライバーは教育をされました。

会社に良く見られたい、出世をしたいと思う人達はサービス残業を黙認して従います。まさにブラック企業だと思います。

出勤日数も上記で述べた通り、シフト表で決められていました。毎日の様に数10台のトラックが稼働している訳ですから、働く人もその分必要です。

月に平均10日位休みがあり、他の運送会社に比べれば優遇をされていると思います。月が31日とすると21日の出勤があります。

必ず働く人のイレギュラーがあり、シフト変更を余技無くされました。身内の不幸や風邪を引いた、自家用車で事故を起こしたなど休みの穴は他の社員で埋めなければなりません。

仲間に用事があっても無理を押して勤務をしてもらい、超過した労働時間は次の日などのシフトを調整して帳尻を合わせる形でした。

毎月の会議があり、そこで労働時間の打ち合わせを行い事業所としての平準化をしています。

この会社に勤務して15年以上が経過し色々な事実が解りました。

創業当初は人から人へ荷物を動かす単純な仕事だったのが、荷物が増えてトラツクや人も増やして来ました。仕事が複雑化し、インターネット時代を迎えて情報が多様化し更に複雑になりました。

単純だった時代にこの仕事をしてきたので、サービス残業と言う無駄な時間に気がつくのに時間が掛かり過ぎてしまいました。

最近、会社側は世の中で騒がれているサービス残業に気が付いて、働き方改革と名を打って手を打っています。

上記で述べたY運輸は2年間遡って労働者に対して給料を変換しました。私の会社もそうするべきとは言えませんが、もっと働く人と話し合い正規の職場環境を作って欲しいとおもいます。

その状況を改善するためにしたこと

係長の上の立場になって、いろんな会議やミーティングに参加する機会が増えました。

会社の会議では会社側の管理者と組合を交えて労働時間や業務の改善などが話し合われていました。会議の内容は計画した労働時間に対して進捗はどうなのか、休憩は取れているのかなどでした。

各事業所から報告が上がってきている数字を基にどう改善をしていくかを話し合っていましたが、あくまで報告された数字でした。

労働環境の実態を良く見ていて、黙認をしている管理者がずらりと集まるのですから改善など出来るはずがありません。

私は実態を公表したかったんですが立場上、会議の席で発言をするのは控え上司の目を伺いながら慎ましく発言をしていました。

伝えたい実情も発言出来ない会議の雰囲気があったのです。すべて数字上、対面上で丸く収める風潮で何の為に業務を改善する会議を行っているのかわかりません。

事務所に帰ると部下達に対して決まった事しか伝えない伝達屋に終わっていました。あたりまえの権利を声もあげられずにいた自分が情けなく感じました。

現在、役職を捨てて一般のドライバーをしています。上司の機嫌も伺わず、日常の業務に対しておかしい所があればすぐに労働組合に対して意見を伝えています。

働き方改革が進んで荷物を積み込んで降ろす作業員を雇い、更にドライバーを増やして適正な時間に休憩が取れるようになり、会社としてかなり改善が進みました。

タイムカードも機械化が進み電子化まで辿りつきました。ドライバー達はサービス残業を無くし会社にいる時間が大幅に少なくなりました。

しかし、まだまだ改善をする余地は残されていると思います。休憩時間は何もしないで休めているのか、ミーティングなどの時間は労働時間にカウントされているのかなど問題は山住です。

組織を変える為には保身に走らずに声を上げて訴えるのが大切だと気が付きました。声を上げる事により不利益を被るなら、周りを巻き込んで協力者を作るのも良いと考えます。

昔、仲間だった人は、会社を辞めてから労働基準監督所へ事実を訴えてマスコミに情報を流しました。本人は辞めたくなかったと言ってましたが、会社を変える為にやむを得ないと決断しました。

私は会社が好きです。家族もいるのでこれまで雇ってくれた恩を仇で返そうとは考えません。だから辞めません。

今後も一人の社員として、悪いのは改善をするべきと声を上げて伝えていきたいと考えています。

結果的にその仕事は辞めませんでした。

仕事を辞めなかった理由

会社を辞めない理由として、15年間努めてきて色々変わりましたが、自分の持てるサービスを会社に提供をして対価を得て、家族を養っている現実に感謝をしている事です。

家を持ち車を持ち旅行へ行って、仕事外の時間は楽しんでおり幸せです。今では家庭での時間が増えて、休日は子供達を連れて遊びに行けるまでなりました。

それと、愛社精神です。新人が入ってきて伝える創業者の理念はまさに一つの荷物から営業した気持ちがこもっています。共感が持てて勉強になります。

ここまで仕事を続けてこれたのも、会社との一つの縁だと感じます。

人生の大半をこの仕事で過ごしてきた訳ですから、今後も出来る限り働き続けて、定年まで勤めあげられるかは分かりませんが最善を尽くす気持ちがあります。

会社側も人を増やして、業務を見直し、労力を費やして改善をする方向へ乗り出しました。

人を増やした以上、人件費が膨大に膨らんで収支が悪化しています。これからは古き良き営業体質を取り戻したいと必死です。

私も年を取り力になれるとは思いませんが、権利を主張する以上は義務を果たさなければ会社に貢献出来ません。共にウインの関係を築いていけるように私の意思を伝えていきます。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

勤めている会社に組合があるのは強みです。大きい企業では大体が組織内で組合が設置されていますが、中小企業は日本全国で3%しか組合が無い現状です。

ユニオンと呼ばれる合同労働組合・合同労組に加入をして、会社の内情を伝えるのも一つの手ではないのでしょうか。

また、大きな組織の中でも2人以上いれば組合活動が出来るかもしれません。会社側に対案をしてみましょう。

それで不利益を被る事が起きるのならば、公的機関に相談をするのも良いでしょう。国が働き方改革を推奨しメディアも注目をしている現在、小さな企業でも労働環境を変える事は出来るはずです。

契約社員やアルバイトの短期契約社員でも、学校でもブラックと言われる事は声を上げましょう。

労働者の権利は守られるのが当たり前です。国も人権を尊重するのは憲法に抱えています。必ず同じ考えや思いの人がいて、強い正義感をもった人もいるはずです。

まずは行動を起こして見なければ、何も変わりません。あきらめてしまってはあなたも企業も将来は無い時代だと思います。

おかしいな変だなと感じたら、強い意志を持って仲間を集めて声を上げましょう。もしかしたら、明日から改善への動きがあるのかもしれません。

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