不動産会社の営業はオーナーに逆らえないブラック企業だった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
不動産会社の営業 28歳 男性

【勤続年数】
5年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

私は28歳の時に大手総合不動産会社で営業として働いていました。

新卒で入社してから正社員として5年働きましたが、その会社は想像を絶するほどのブラック企業だったのです。

今回はそのブラック度合いを暴露します。

どのようなブラック企業だったのか

創業45年程の大手独立系不動産会社で、ザ日本企業的なオーナー企業でした。

オーナーである現会長が創業した会社で、オーナーに異論を唱える人間は基本的にいません。役員はイエスマンのみが選出され、オーナーの血縁者が会社幹部を務める会社でした。

オーナーに異論を唱えたりする人間は、有無を言わせず地方子会社へ左遷されることが多く、それを恐れて役員社員はオーナーの子分に徹する会社でした。

勤怠管理は極めてずさんで、対外的に人や心を大切にすると言っておきながら言行不一致であり、労働者を駒としか考えていないような酷い会社でした。

給与に関しては、不動産会社にしては珍しく固定給制度を敷いており、結果が出ても出なくてもあまり社員間の給与格差は生じないようにするシステムとなっており、年功序列が維持されていました。

仕事の出来不出来にかかわらず、オーナー一族に好かれた人間が出世する会社なので、マネージメント力が乏しい人間が上に立つと下が機能せずに崩壊している部署が数多く見られました。

基本的に社員は大卒か短大、専門学校卒ではありましたが、学歴は完全に無視して大量採用を繰り返していることが原因で、優秀な社員は早めに見切り転職し、会社には質の低い人間が集まるような集団でした。

一応、東京証券取引所に上場はしていましたが、コンプライアンス意識は極めて低く、オーナーに気に入られている社員がやりたい放題やっているような残念な会社でした。

また、プロパーと中途採用の社員間には大きな格差があり、中途採用者は余程の実力者でないと出世できないような組織運営でした。

役員は当然プロパー社員からのみしか選任されず、社外取締役にいたっても、オーナーのプライベート上の親友が選任されていました。

取引上に関しては、ブラックに近いグレーのような行為を繰り返しており、監査が入れば締め上げられるのではないかと私はいつもヒヤヒヤしていました。

仕事内容はかなりハードだった

新卒から大手総合不動産会社の法人営業職に従事しました。仕事は新規営業・既存深耕営業・反響営業等多岐にわたるものでした。

新規営業では新規テレアポや飛び込み営業を行い、既存深耕営業では会社のVIP顧客を担当し、反響営業ではマンションやアパートへのチラシのポスティング等を行った後、問い合わせが来たら対応をしていました。

仕事内容はかなりハードなものでした。私は新人時代から会社の人材不足の影響で、新規営業と既存深耕営業を掛け持ちすることになりました。

右も左もわからない中で、最若手であることから事務所の清掃、宴会の準備等仕事以外の仕事も行っていました。

とにかく仕事でも雑用でもなんでも行わなければならない過酷な状況でした。

人手不足なので、だれも仕事を丁寧に教えてくれる人がおらず、すべて自分で考えて行動することが求められました。

みなし残業として残業代が一律1ヶ月25,000円

・勤務時間
定時は9:00~18:00(実働9時間)と決まっていましたが、定時なんてあってないような存在でした。

私が所属した法人営業部では全員朝8:00には出社し、夜23:00頃までは仕事を行わなければ、捌ききれない量の案件を抱えていました。

個人営業主体の会社であったので、法人営業に対応できる社員が極めて少なく、少人数で大量の案件を捌く様な悪循環に陥っている状況が続きました。

営業職は全員、みなし残業として残業代が一律1ヶ月25,000円(額面)しか出ないのにも関わらず、毎日5時間は残業を余儀なくされるような感じでした。

労働基準法ではみなし残業代を超過する残業に対しては、その超過分の残業代を支給する決まりがありますが、残業の常態化によりその法律は完全に無視され、社員でもこの法律の詳細まで知っている人は少なかったです。

残業に関しては、最低賃金を下回っており、明らかな法律違反をしている会社でありました。

休日出勤は無給だった

私が所属した法人営業部は基本的に土日は休日でした。

不動産会社のため、大多数の部署は水木休日でありましたので、イレギュラーな休日体系でした。月間で約20日出金し、10日は休日でした。

ただ、上記の通り、出勤日に大量の案件があったので、足が出た部分に関しては休日で埋め合わせをすることが多く、毎月2日は土曜日に出社して無給で仕事をせざるを得ない環境でした。

平日が激務であるにも関わらず、休日も全くリフレッシュができないような状況で、精神的肉体的に辛い状況が続きました。

年間で120日ほど休日が設定されている会社ではありましたが、私は実質100日程度しか休日を取ることができなかったです。

もちろん、休日出勤に関する勤怠管理はずさんなもので、管理監督すべき役員は黙認しているような悪徳さが感じられました。

どうしようもない問題社員がいた

私が2年目の時でした。私は建設部門の営業であったので、社内の工事部隊と一緒に仕事をすることが多かったのですが、その工事部に問題社員がいました。

その問題社員は工事職人上がりで私の会社に入社しており、会社員としての基本であるビジネスマナーに欠ける人間でした。

社内でもあの人はおかしいと思われていた人で、度々トラブルを起こす人間だったのですが、ついに私にもトラブルを振りかけてきました。

営業の私は普段通りに対応して、工事部隊のその社員へ意思伝達したところ、その意思内容が咀嚼できなかったのか、私にいきなり噛みついてきたのです。

普通の社員であれば、意思が分からないときはもう一度詳細をしっかり聞くなどの対応をとるのですが、その社員は自分で理解できないと子供の様に怒り出すのです。(これは私だけが感じていたことではなく、他の社員も同じことを言っていました。)

残念ながら、頭が相当悪いのだと思います。私に電話越しで「お前なめてると殺す、埋める!」と瞬間湯沸かし器のようにいきなり激高して噛みついてきました。

私はまさかの暴言にたいそう驚きました。何に対してそのような暴言を吐いているのか全く理解できませんでした。

ただ、自分の理解を超える意思伝達であったことに感情的になったのだと思います。とてもひどい社員でした。

私はこの社員とは仕事ができないと思い、上司に相談しましたが、当時の私の上司は問題をあやふやにしたままやり過ごす人間で全く役に立ちませんでした。

結局その社員は人事異動で次の期に子会社へ異動となりました。

独身のセクハラ社員がいた

私が所属した建設事業部に独身のセクハラ社員がいました。

この社員はどうしようもない人間なのですが、なぜかオーナー一族に気に入られており、課長職に留まっていました。

仕事中でも女性社員の方や腰に手を掛けたりして、女性の体に触ろうとするのです。被害を受けた女性社員はもちろん全員嫌がっていましたが、オーナーの顔色を気にして苦言を呈す社員はいませんでした。

仕事以外の宴席ではそのセクハラがヒートアップします。酒が入っていており、無礼講ととらえているのか女性に卑猥な言葉をかけたり、髪を触ったりして完全にアウトな行動ばかりとっていました。

私はどうしようもない人間が嫌いなので、積極的に関わらないようにしていました。しかし、このようなセクハラを黙認している管理監督者の役員の能力は疑問に感じていました。

おそらくその役員もオーナー一族に慕われてそのポジションを維持していたのでしょうから、何も言えなかったのだと思います。

ただ、これは昨今の時代の流れ的に一番許されないことだと思います。

その状況を改善するためにしたこと

勤務時間についてですが、私はどうしても現状を変えたいという思いが溢れました。

さすがに定時で帰るようなことはできませんでしたが、夕方の遅い時間にアポイントメントを入れることで、直帰にして自分の労働時間を減らすことにしました。

既述の通り、残業代は極めて安い一律価格であったので、多少サービス残業が減るくらいで、給与面には全く影響はありませんでした。

勤務時間については、昨今の「D社新入社員過労死事件」が起きてから、日本全体の社会問題になっています。

若手の社員になればなるほど、残業については極めて厳しくチェックするようになりました。なので、この会社に新卒で入社して、サービス残業の常態化をみてすぐに辞める社員が続出しました。

私は上司に残業を減らしてほしいと相談を常にしており、上司も同意見でした。ただその上司は何も行動を起こしませんでしたが。

私は5年間この会社に勤めましたが、最後の1年間で勤務時間について労働基準監督署から指導が入り、急激に改善されました。

オフィスのPCを一律20:00に強制シャットダウンするようになり、早く帰れるようにはなりました。

ただ、そのしわ寄せが朝残業に来るだけで、残念ながら抜本的解決にはならなかったです。

どうしようもない問題社員については既述の通り、問題社員から噛みつかれたわけですが、私はその時驚きはしましたが冷静でした。すぐに言われたことに対して、感情的になることはありませんでした。

また、直属の上司は問題解決能力が低いことは百も承知だったので、親会社の人事部に窓口がある、社員相談センターに通報しました。

入社からこの会社の問題解決能力の低さは感じていたので、ちゃんと対処してくれるのか不安でしたが、一応対処してくれました。

私がどこでどのような状況でどのような言葉を浴びせられたのか、しっかりとヒアリングをしてくれました。

そこから時間は半年ほど経過しましたが、その情報が私の事業部の担当役員、社長まで耳に入りました。私は社長から直接、その事件の経緯や結果をヒアリングされました。

ここで本当のことを話そうか迷いましたが、自分が部署異動してもいいという覚悟ですべてを暴露しました。

社長は他の社員からもその問題社員の言動や行動について相談を受けていたようで、私の話をしっかりと聞いてくれました。

さすがに社長は社長の器がある人間で、その社員を次の人事異動のタイミングで子会社へ異動させていました。

結果的にその仕事は辞めました。

仕事を辞めた理由

5年間勤務してみて、総合的相対的に程度が低い会社だと見切りました。

オーナー一族の息がかかった人間のみが管理職以上のポジションを占有しており、多様化する経済や社会に対応できないと判断したからです。

大きいところから小さいところまで、経営が雑な部分が散見されましたし、労働者にとってはとても辛い環境でした。

この会社に目標となる人間がおらず、給与も低いのでモチベーションが全くあがりませんでした。

やはり会社は経営が一番の肝であることは間違いが無く、経営次第で会社は良くもなるし、悪くもなります。

この会社に関しては、役員が高齢のオーナーの子分しかおらず、多様性がありませんでした。

社員も年次を経るにつれ、会社のイズムや価値観に洗脳され、自分で考えて持論を唱えることが減っていく組織でした。

ザ日本企業ですので、プロパー社員を純粋培養型で育成し、あらゆるポジションをローテーションしていくことが多く、専門性が身につかなさそうであり、他社では通用しない力しか鍛えることができなさそうだと思いました。

基本的に現状維持をこよなく愛する組織で、それが当たり前になってしまっており、新しい環境を整えることが極めて苦手な組織であることを危惧して、転職に踏み切りました。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

ブラック企業にお勤めの方へアドバイスさせていただきます。

この文章を読まれている方がどのような状況に置かれているかは人それぞれだと思います。

ブラック企業と気づいているにも関わらず、ブラック企業から抜け出すことが出来ない方が多いのではないでしょうか。

ブラック企業が急激にホワイト企業に変身するのは至難の業です。残念ながら資本主義では常に株主資本が強く、労働者は常に脆弱な立場に置かれています。

まず、この株主・経営者と労働者の利益は相反するということをちゃんと理解するようお願いしたいです。

株主と経営者目線で考えると、労働者の給与や待遇を悪くすればするほど、株主と経営者に利益が残ります。

その逆はもうすでにおわかりでしょう。資本主義の世界では、労働者が株主・経営者に勝つことはあまりありません。

なので、私としては、ブラック企業に勤めていることが判明した瞬間から行動をすることをお勧めします。つまり、転職か起業、フリーランスになることです。一番現実的な選択肢は転職でしょう。

現在、転職の市場は大きく開かれており、真面目に長年1つの会社に勤めてきたあなたを温かくホワイトな環境で迎えてくれる企業は必ずあります。

日本は経済大国で、企業は星の数ほどあります。決して諦めないでください。

とにかく、行動が第一です。転職先の会社は若ければ若いほど採用したがり、年を取ればとるほど採用を回避してきます。

なので、あなたがこの文章を読んだらすぐに行動しましょう。あなたの人生にとって、この瞬間が一番若いのですから。

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