デザイナーとして入社したアパレル会社は宗教的なブラック企業だった

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
アパレル企業の企画・デザイナー 22歳 女性

【勤続年数】
1年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

私は四年制大学を卒業し、22歳の新卒で自社ブランドを持つアパレル企業へ就職しました。

雇用形態は正社員、職種は企画・デザイン職です。

デザイン・服飾ともに大学四年間で勉強し、夢の商品企画という職種についたにもかかわらず、その会社は想像を絶する程に「異色の会社」だったのです。

どのようなブラック企業だったのか

まずはじめにおかしいなと感じたことは、内定が決まってから3月になるまで会社側から一切の連絡がなかったことです。

3月に入りに研修や内定式を迎えている同級生を見て、会社から連絡がないことを不安に思いました。

もしかしたら見逃しているだけかもしれない、それなら自分から聞きにいかなくては、と思いこちらから企業側に連絡を入れました。

会社に電話を入れ「4月から入社予定の新卒なのですが、今後予定を知りたい」とお願いしたところ、人事から発せられた言葉は「まだきちんと考えていないから、もうちょっと待ってくれ」でした。

3月中旬にもかかわらず、4月以降の予定がまだ分かっていないということに不信感を抱きつつも、こちらは続報を待つしかないと、ただひたすらに待機するのみでした。

それから一週間ほどたって、会社側から書類が届きました。やっと4月からの準備ができると安心したのも束の間、その中に入っていた書類の内容は

  • 会社を愛するための10ヶ条
  • 会社のオリジナル挨拶の仕方
  • 社長の自己紹介が延々と書かれている小冊子

の3点のみでした。

4月以降の予定や、準備することなどの連絡は一切なく、若干宗教ぽさのある会社方針の書類のみしか入っていないことに本当に驚きました。

無責任な人事の発言

その後、待ってもそれ以外の連絡はなく、あと数日で4月を迎えてしまうというときにもう一度会社に連絡をいれました。

入社日と入社初日に必要なものを教えてほしいとお願いしたところ、またしても不安を煽る言葉が人事から発せられたのです。

「入社はしてもらいますが、デザインや企画の仕事はまださせられません。とりあえず近所の店舗(当時自社ブランドの直営店が数店舗ありました)で研修してほしい。店舗の連絡先を教えるから、自分で店長にアポをとって働かせてもらってくれ」と。

あまりに無責任な発言に言葉を失いました。でもそのときはこの人の言うことに従うしかないと思い、言われた通り店舗に連絡をし、店長に事情を話して4月から出勤させてもらうことになりました。

初出勤を無事に迎え、店舗のスタッフと一通りの挨拶を終えたときに、店長から「これから店舗のスタッフとしてよろしくね」と言われ、自分がなぜこの会社に入ったのか本当にわからなくなりました。

面接の際に、「店舗スタッフと企画スタッフは契約が違うから、企画職で内定が出た者は店舗で仕事することはない」と言われたことを店長に説明してもわかってもらえず、そのままなあなあの状態で1ヶ月が過ぎました。

その間に人事から連絡が来ることはなく、私は最初から店舗のスタッフであったかのような扱いを受けていました。

このままではいけないと思い、勇気を出して人事に連絡をするようになりました。

はじめのうちはあまりしっかり取り合ってくれず、ごまかされることが多かったのですが、何回か連絡を重ねたときに「じゃあ7月から企画として営業所に出勤してください」と投げやりに言われました。

営業所で企画スタッフとして勤務

4月入社で、3ヶ月間も取り合ってもらえなかったことに激しい憤りと不信感がありました。

けれど念願の企画職として仕事ができるのであれば我慢しようと思い、7月までの間を耐えたのですが、本当の地獄は営業所で企画スタッフとして働き始めてからでした。

営業所での勤務開始日、私はこれからできるデザインや企画の仕事にワクワクしながら出勤したのですが、様々なびっくりが私を待ち受けていました。

まず営業所に来てしたことは、面接を担当してくれた責任者と、私が何度も連絡を取り合っていた人事との面談でした。

私が企画職で内定をとったにもかかわらず、店舗スタッフとして扱われたことを疑問に思うと軽く意見したところ、「君はこの会社に貢献しようと思う気持ちがないのか」「言われてなかったことだったとしても受け入れるのが社会人だろ」「お前はこの会社を馬鹿にしている」「もっと会社のことを考えて発言しなさい。自分の意見を言える立場ではないだろう」といったようなことを話され、頭の中が真っ白になりました。

この時から、どうしてこの人達は私を採用したんだろう?という疑問が頭の中に浮かぶようになりました。

それから同じ企画スタッフの紹介をされ、仕事に移ったのですが、最初に言い渡された仕事は倉庫の掃除でした。

新人が雑用を担うということは分かっていましたし、雑用をこなすことくらいは別によかったのですが、最初に与えられた仕事が、倉庫の掃除ということに驚いてしました。

その後も一週間はずっと倉庫の掃除をさせられ、企画の仕事には一切関わらせてもらえませんでした。

その時も、またこのことを上司に言ったら説教されるのだろうと思うと怖くてなかなか言い出せずに、言われた通り雑用をこなしました。

そのときにやった雑用は主に

  • 倉庫の掃除
  • 事務所の掃除やゴミ捨て
  • 郵便物の管理
  • シュレッダー

などです。

時がたつごとに、少しづつ企画や生産の仕事もさせて頂けたので、業務内容に関しては不満はあるものの、どうにか耐えられるレベルでした。

宗教的すぎる会社方針

最初に私が受け取った書類を見てわかるように、一番やっかいなのは、やりたい仕事をやらせてもらえないことではなく、宗教的すぎる会社方針でした。

まず、私が入社前に頂いた書類にあったように、この会社には独自のルールが数多く存在しました。

アパレル企業は、自分たちの志を高くもつために自社の独自のルールを定めることが多いのですが、それがあまりにも異常なものだったのです。

一番異常だと感じたのは、365日休むことなく送らなくてはいけない「道徳メール」(名称は変えています)です。

このメールは、責任者が送ってきたお題(その日によってジャンルは違いますが、だいたい3〜4つのお題が出されます)に、1問につき300文字以上で返信しなくてはならないというものでした。

なので、一通につき1,000文字前後を送ることを余儀なくされ、それが1日に2回義務つけられていました。

この「道徳メール」は平日、土日問わず365日どんなときでも1日2回送らなくてはいけません。

また、時間も送る時間が細かく決められており、その時間内にメールの返信をしないと催促メールや説教メールが届き、反省文を別で書かなくてはなりません。

「道徳メール」に例外はなく、熱が出て寝込んでいようと、海外旅行で時差があろうとおかまいなしで送らなくてはいけませんでした。

一度インフルエンザにかかり、寝込んだときにメール返信を忘れてしまったのですが、規定時間がすぎたと同時に「催促メールと反省文を提出しろ」という内容のメールが届き、驚愕しました。

その他にも、スタッフ間の交流に重点を置いているのか、毎日お昼ごはんはスタッフ全員で食べ、食事中の会話が途切れると怒鳴られました。

しかも食事の時間は30分のみで、その30分の間に食事の準備をし、ご飯を食べ、先輩たちに気を使いながら会話が途切れないように必死で話すという行為はどう考えても異常だと思いました。

その他にも、朝の朝礼はひとり一言づつ人生の抱負を言わされ、前日と同じことや依然言ったことのある抱負を発表すると「お前は同じことしか言えないのか」「もっと会社を思っているなら同じことは言えないはずだ」と言った暴言を吐かれました。

このようなことが立て続けでおき、精神的に参っていたところに報告されたことは、「会社が経営難だから給料を減らすことになった。あとボーナスも無くなる」ということでした。

こんなに精神をすり減らして働いていたにもかかわらず、減給、ボーナスカットという契約外の発言を聞き、辞める決意をしました。

あまりにも会社の理念が強い会社は、その会社にのめり込める人間でないと続かないということがよくわかりました。

今後、このような宗教的な会社が減っていくことを願います。また、従業員を人間として扱えない企業はを見極めていく力を培いたいです。

その状況を改善するためにしたこと

とにかく意見を言うことに集中しました。自分はこうしたい、こうしたほうがきっと良くなると言うことをできる限り発言しました。

また、他の会社のことを調べて自社との差を見比べたり、どうしてどんな会社方針になってしまったのかを徹底的に考えました。

他の企業も同じような会社方針のところがありましたが、同じように評判サイトなどで苦言されているのを見て、分析したりすることを必死にしていました。

意見を言うことによって、相手から返される言葉は耐えられないものが多かったですが、それでもなにも言わずにただ耐えるだけよりは、言わずに我慢しているという事実よりは言ったところでだめだったという事実のほうが、自分の中でもプラスに考えられると思いました。

基本的にこういった宗教的な会社は、新人がなにを言ったところで変わることはめったにありません。なので、少しでも多くの同士を募って発言することも有力かと思いました。

私は結果的に退職することになりましたが、私と同じ意見を持つ先輩が一名いました。

その先輩と常に「どうすればこの環境から抜け出すことができるのか。どうしたらこの異様な考え方を変えられるのか」を話し合いました。

もちろん食事の時間や、就業時間中はそんなことを話すことはできません。

なので、就業後の時間を利用して、仕事を早く終わらせることに集中して、近所の喫茶店やファミリーレストラン等で愚痴を言い合ったり、どうやって辞めるか、少しでも会社にダメージを与えられる方法はないかと考えました。

考えたことは主に辞め方のことで、私も先輩もこの会社で長く続けるつもりはなかったため、辞めるまえにやるべきことを考えることが主でした。

この異常な状況を改善するために私が実施したことは、意見を言うこととは別に、極力会社を好きなように務めることでした。

この会社を愛していると態度で表している人間の発言は、それなりに受け入れられることが多かったからです。

当たり前ですが、やる気がなく常に文句ばかり言っている人間の発言よりは、常にやる気に溢れ、自分からいろいろなことに取り組みたいと思っている人間の意見のほうが尊重されます。

私の意見は始めのうちはスルーされることが多かったですが、やる気を見せ、この会社を愛しているという雰囲気を醸し出すことにより、発言の重要性が上がったと思います。

ですが、発言をしっかり聞いてもらえるようになったからと言って、その発言が響くとは限りません。

結果的にその仕事は辞めました。

仕事を辞めた理由

いろいろと理由を述べてきましたが、辞めようと思った一番の理由は減給とボーナスカットでした。

また、その当時は残業も多く、1日3〜4時間は残業していたのですが、もちろん残業代は一切つかず、それどろこかみなし残業も含まれていなっかったので、完全なサービス残業でした。

そのわりに給料は一般よりも少なく、頼みの綱であったボーナスまでカットされてしまったので、今度の未来が考えられないと思い、辞める決心がつきました。

やりたくない業務や嫌いな上司がいたとしても、もし給料がそれなりに満足のいく額であり、ボーナスもきちんと払われて、残業代も出ていたのであれあば、もしかしたら辞めようと決心がつかなかったかもしれません。

作業内容に応じだ賃金は、仕事をする上で一番大切なことだと思います。

また、365日の「道徳メール」の精神的負担が多かったのも、辞めようと決心したことのひとつです。

どうしても具合が悪くて携帯を見られないときも容赦なく送られてくる催促メールのことを思い出すと、今でも具合が悪くなります。

必要以上に社員を拘束するという点でプライベートがない、自分の時間より会社の時間を大切にしなくてはならないという点が、今でも信じられません。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

まずは、自分の体を第一に考えてください。

少し具合が悪いなと思ったり、いつもと調子が違ったり、会社に行くと急に体調が悪くなったり、症状が現れるのは突然です。

最初はただの疲れだと思って見過ごしてしまいがちですが、とても危険です。

私もブラック企業に務める前は体が丈夫で、めったに体調を崩すことも寝込むこともありませんでした。

なので、自分の体が限界であることに気づけず、しばらく体調が戻らないまま仕事をしていましたが、ガタが来るのは急です。

出勤前の駅で突然体が動かなくなったことも、休憩中にトイレで涙が止まらなくて過呼吸になったこともあります。

これは普通にあることではありません。とっても危険な状態です。体調が悪いと思ったら自分を責めずに休んでください。仕事より大事なのは自分です。

それと、ブラック会社は大概、社員を人間として見ていません。

人間扱いされない会社は、今後もずっと人間扱いをしてくれません。自分が壊れて会社の犬になるまでずっとです。

正常な判断ができるうちに休んでください。一回しっかりと考える時間が必要です。

辞める決心をしろとは言いません。ですが、休息を大事にしてください。無理だと思ったら、休職するのも手です。

自分のことを第一に考えて、今後どうやって進んでいくかを考えることが大切だと思います。

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