システム開発会社のITエンジニアの仕事を突然解雇された

ブラック企業

今回はブラック企業の体験談を聞いてきました。

実際、ブラック企業に勤務された方に生の声を聞くと、独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。

今回、話をお聞きしたのは以下の人です。

【職業】
システム開発会社のITエンジニア 30歳 男性

【勤続年数】
1年

【雇用形態】
正社員

ブラック企業の体験談

私は30歳のときに、東京都内のシステム開発会社で正社員のITエンジニアとして、1年間働いていました。

旅行会社向けの旅行ツアー予約システムの開発業務に強い関心を抱いて、中途採用で入社したのですが、この会社がとんでもないブラック企業だったのです。

どのようなブラック企業だったのか

私は30歳のときに旅行会社にシステムを納入している、システム開発会社に正社員として入社しました。東京都心に本社を置く会社です。

この会社での仕事内容は、旅行会社が一般顧客向けに旅行ツアーを予約したり、旅館やホテルを予約できるサイトを開発することでした。

ただし、私は採用面接を受けた時点で、この会社は怪しいという印象を持ったのでした。

採用面接で言われたこと

それは、面接官であった人事担当の役員から「入社の条件として、会社の近くにある社宅に入居してもらうことだ」と言われたためです。

私は、なぜ現在の自宅から会社に通勤することが可能であるにもかかわらず、社宅へ引っ越さねばならないのか尋ねたのですが、役員は「万が一、顧客の旅行会社でシステムトラブルが発生した場合は、24時間体制で対応できるようにするためだ」と言われ、私は納得したのでした。

しかし、この社宅への引越しについては、後日ある種の罠だったのだと気づかされることになるのです。

また、採用面接の時点で希望年収を尋ねられために、私が希望する金額を伝えたのですが、人事担当役員からは「給与規則に基づいて給与テーブルができあがってるから、これに当てはめて年収を提示せざるをえない」と言われ、私は入社後の年収についても、納得したうえで入社することにしたのでした。

ところが、このとき人事担当役員からは「当社は3ヶ月ごとに人事考課を実施し、人事考課の内容によっては年収の金額を変更する可能性がある」と言われていたのです。

私は、ある程度労働関係の法令については知識を持っていましたので、年収の金額を変更するといってもたいしたことはないはずだと高を括って、この会社に入社したのでした。

ところが、この3ヶ月ごとの人事考課についても、ある種の罠であったことが後日判明するのです。

年俸が一気に25%も減額

私はこの会社に入社してから1ヶ月後に、自宅マンションから会社から徒歩10分の場所にある社宅に引っ越しました。

社宅といっても分譲マンションの1室を会社が借り上げたマンションですから、設備は充実していました。

私は、会社の負担でこのように立派なマンションに引っ越すことができて、自分は恵まれていると思いましたし、とても優遇されていうと感じたのでした。

そして、入社してから3ヶ月後に最初の人事考課が実施されたのでした。

上司の技術部と面談したところ、評価は悪くはありませんでした。まだ入社3ヶ月ですから高い評価を得ることはできませんでしたが、中立的な評価を得ることはできたのでした。

私は内心「当たり前だが、給料が減るわけないな」と思っていたところ、技術部長が「ちょっと待っててくれ」と言い、いったん会議室を出ていきました。そして、技術部長と人事部長が会議室に入ってきたのです。

すると開口一番、人事部長が「あなたの今回の人事考課の結果と、人事規則に基づいて、年俸の金額を25%減額させてもらう」と言うのです。私は仰天しました。

私の年俸は約600万円でしたから、150万円の減額となります。私は人事部長と技術部長に理由を尋ねました。

人事部長は「あなたの人事考課はけっして良好ではない。このため、現在の給与水準は高すぎると判断した」と言うのです。

私は頭に血がのぼってしまい「たとえ人事考課の結果が最悪のレベルだとしても、年俸が一気に25%も減額されることは、法律違反のはずですよ。おかしいですよ」と強く主張しました。

ところが人事部長は意外な返事をするのです。

「キミが使用している社宅は、会社が不動産会社から借りたうえで、キミに使用させているんだよ。つまり社宅の家賃をキミに報酬として支払っている形になるんだよ」と言うのです。

さらに人事部長は「年俸を25%減額しても、社宅の家賃分を合算すれば、キミの年俸は600万円になる計算となるんだよ。だからキミに対しては、待遇を悪化させてはいない」と言うのです。

私は唖然茫然とさせられました。人事考課の面談を終えて、自分のデスクに戻ってからも、2時間くらい仕事をする気になれませんでした。

その日は、会社を抜け出して近くの喫茶店に行き、ずっとそこでコーヒーを飲んで過ごしました。さすがに腹が立ったのです。

しかし、会社を辞めるわけにはいかないと思いました。わずか入社3ヶ月で退職したのでは、次の転職活動が困難となってしまいます。せめて、最低でも3年間は勤務する覚悟を持たねばならないと、気持ちをあらためたのでした。

会社から辞表を渡された

ところがそれから数ヶ月ほどして、今度は仕事上でのトラブルが発覚して、その対応に追われることになりました。

私の会社が、九州地方にある旅行会社に対して、旅行予約システムをバグだらけの状態のまま納品してしまったのです。

そして案の定、バグだらけのためエラー動作が続出してしまい、システム修正要員として私も他の3名のITエンジニアの社員とともに、九州地方の旅行会社へ派遣されることになったのです。

派遣されてからが大変でした。当初は1週間程度でバグの修正が完了して、東京に戻れると思っていたところ、システムのソースコードを読んでみると、あちこちにバグが存在することが判明し、私たちエンジニアは毎日徹夜を余儀なくされたのです。

ホテルに戻ることさえままならず、3日続けて徹夜したことさえあります。このときは、本当に思考回路の動きが停止しました。

3日間着替えもできず、九州の旅行会社の社員からは「よくもこんなシステムを納品してくれたな。直るまで帰さねえし、金も払わねえぞ!」と罵声を浴びることさえあったのです。

電話会議システムを使って、私の会社の東京本社と打ち合わせをしたときには、社長にも直接状況を報告したのですが、そのとき社長は「わかった。直るまで戻ってくるな」としか言わないため、さらに唖然とさせられました。

結局、私たちは1ヶ月間九州に滞在し、やっとバグを取り除いて、納品したシステムを正常稼働させることができたのでした。私たちは1ヶ月間、休みなしで働いたのです。

久しぶりに東京の会社に戻ると、社長は「ようご苦労さん」とは言ってくれましたが、それ以上のねぎらいはありませんでした。

1ヶ月間休日なしで働いたのですから、1週間続けて代休を取得する権利もあるはずなのですが、上司の技術部長に尋ねると「それは難しいな」の一言でした。

私は腹がたち、同僚の社員に対してメールで愚痴をこぼし、不満をぶちまけました。

「うちの社長は社員をなんだと思っているんだ」とか「1ヶ月休みなしで働かせたら、代休を与えるのが法律的にも常識だろ、頭おかしいのかよ、うちの社長は」とメールに書きなぐって、複数の親しくしている社員に送ったのです。

すると翌日、上司の技術部長から会議室に呼び出されました。

そして「キミ、とんでもないことやってくれたね」と私に言うのです。さらに「社長はね、全社員のメールを毎日チェックしているんだよ」と言うのです。

私は仰天しました。私は「もしかして昨日、私が書いたメールの件ですか?」と技術部長に尋ねると、部長は「そうだよ」と答えます。

さらに部長は「社長は怒っている。キミを社長室に呼べと言っている。だけど、何を言われても何も言い返すなよ。いいな」と念を押され、私は部長に連れられて社長室に入りました。

社長は私が書いたメールをプリントアウトして、私の目の前に置きました。そして「おまえはこんなメール長々と書いて、仕事をする気がないのか」と尋ねてきました。

私は「申し訳ございません」と謝罪したのですが、社長は「いや、おまえは仕事に対してやる気がない。怠慢だ。そうだろ」と言い、「もういい」と言って、私に退出を命じました。

私はいったい何が起こるのか不安を感じました。そして、それから30分後に今度は技術部長と人事部長に会議室に呼ばれ、一枚の紙を渡されました。辞表でした。

技術部長からは「もう仕方ない。社長は、今日中にキミを辞めさせろと言っているんだ」と言うのです。辞表の日付は、今日となっており、退職日も今日となっていたのです。

私は、ここで戦っても無駄だと感じ辞表にサインをしたのでした。

その状況を改善するためにしたこと

私は、入社3ヶ月目に年俸を25%削減されてしまったときに、親しくしていた同僚の社員を居酒屋に誘い、相談してみました。

すると、驚くべきことにほとんどの中途採用で入社している社員が、私と同じ目にあっていることが判明したのです。

つまり、採用面接時に入社後に社宅へ引っ越しをするという条件を受け入れ、入社3ヶ月後の人事考課において私同様に25%も年俸を削減されているとのことでした。

私は、この会社には労働組合があるのかと同僚に尋ねると「そんなものはない。だから社長が好き勝手なことをやれるんだろ」と言います。

私は同僚社員たちに「だったら労働組合を結成しようぜ」と働きかけたのですが、同僚たちは「それは危険だな。労働組合を作ろうとしたら、社長から目をつけられてクビになるぞ」と言うのです。そのため、仕方なく労働組合の結成を諦めました。

次に、年俸を25%も削減する行為は、あきらかに労働法令上の不利益待遇だと判断したため、法律事務所に相談に行きました。

すると弁護士からは「あきらかに不利益な待遇措置となっていますね」と言ってもらえました。

そして、手続きについては裁判ではなく、労働審判に申し立てることになるとアドバイスを受けました。労働審判は、3回以内の審理で決着がつくため、弁護士費用も安価で済みそうでした。

このことを再び親しくしている同僚社員に話してみると、同僚は「それは止めたほうがいいな。労働審判とやらには勝って、給料を元の金額に戻すことはできても、必ず嫌がらせをされるぞ」と言うのです。

さらに「会社に居づらくなることは確実だから、もし会社と戦うんだったら会社を辞めてからにするんだな」とアドバイスを受けました。そのため、私は仕方なく労働審判に申立てをすることも断念したのでした。

しかし、このまま何もしないのでは気持ちが収まりません。そこで、たまたま管理部門担当の取締役に居酒屋に連れて行っていただけたときに、入社3ヶ月後に年俸を25%削減することについて苦言を呈したのです。

私は取締役に対して「社員みんなの目つきを見てください。目が暗いですよね。あの原因は、給料を25%も減らされているからですよ」と言いました。

そして「社員に力を発揮してもらおうと思ったら、給料を25%も削減するような騙し討ちの手法をとるのは止めるべきですよ」とはっきり言ったのでした。

取締役は少し驚いた表情で私の顔を見ましたが、少しうなづいてくれたのでした。

その後、中途採用で入社してきた社員に対しては、社宅への入居や給料25%削減措置がされることは減っていったのでした。

結果的にその仕事は辞めました。

仕事を辞めた理由

社長命令で唐突に事実上の解雇を通告されたためでした。

会社のメールを用いて、社内の同僚に社長への不満を言い募ったのです。そのメールを、社長はすべて閲覧していたのです。私は、社長が全社員のメールを監視していることを知りませんでした。

ただし、社長がふだんトップセールスに出ることもなく、毎日のように社長室に引きこもり、社長室でいったい何をしているのか不思議でなりませんでした。

ところが、たまに社長室に出入りする社員の話によると、社長は熱心にパソコンに向かって何かを読みふけっているとのことでした。

私は、社長が何を読みふけっていたのかを解雇通知された当日に知ることができたのでした。私はとんでもないブラック企業に入社してしまったのだなと実感した次第です。

ただし、私は解雇については抵抗することもできました。労働法令によれば、会社が社員を解雇する場合には、30日分の給料を支払って解雇予告の形式を用いることが必要とされるためです。

ところが、私から自発的に辞表を提出し、しかも即日の退職を申し出る形式をとらされたのですから、もはや呆れてしまいました。

会社や社長と戦う気力も消え失せてしまい、さっさと次の職場を探したいと思ったのでした。

ブラック企業に勤めている方へのアドバイス

ブラック企業の社風というのは、社長の考え方が変わらなければ永遠に変わりません。

家庭では常識人として振る舞うサラリーマンも、組織のなかでは社長に対して絶対服従という姿勢をとるものなのです。そうやって、多くのサラリーマンが組織での生き残りをはかっているのです。

つまり、私からブラック企業に勤務している方へのアドバイスとしては「嫌ならば、退職すべき」ということです。

ブラック企業と戦う場合でも、在職中ではなく、退職してから労働審判に申し立てるなどして戦うべきだと思います。組織のなかに属している最中に、労働審判に申し立てて会社側に対して勝利をおさめても、次の戦いが待ち受けています。

ブラック企業の経営者は、たいていオーナー社長であり、自分の社内権力を完全な形で維持したいと考えているのが一般的です。

このため、一度労働審判に勝利しても、次なる嫌がらせが発生することは間違いないのです。例えば、地方の支店へ転勤命令がでるといった形の嫌がらせです。

また、現在の日本は好景気で、人手不足の状況が続いています。年齢が40代や50代の人でも、仕事を選ばなければスムーズな転職活動を行えると思います。

精神的に無理をしてまで、ブラック企業に勤務する必要はないと思います。

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