理学療法士の仕事が辛い!封建的な職場であらゆるハラスメントを受けた

今回は理学療法士の方に仕事の体験談を聞いてきました。
実際、仕事をしている方に生の声を聞くと、意外な現場独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。
今回、話をお聞きしたのは以下の人です。
【職業】
理学療法士 33歳 女性
【主な業務内容】
入院患者さんに対するリハビリテーションの提供
【仕事が辛い理由】
人間関係
仕事が辛い人の体験談
今回はこのような質問をしてみました。
- 仕事が辛いと思った理由
- その状況を改善するためにしたこと
- 結果的にその仕事は辞めましたか?
- 仕事を辞めた理由、または辞めなかった理由
- 同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
それでは早速、見ていきましょう!
理学療法士の仕事が辛いと思った理由
職員や患者さんからセクハラ、パワハラ、モラハラといったあらゆるハラスメントを受けました。
就職して配属が決まった日に直属の課長から「みんな良い子やけど、お前何。お前使えるの、お前喋れるの、この病院に何を提供してくれるの」と嫌味を言われました。
先輩の出産祝いに何を買うかを他の人と話しているときに「お祝いを買うのはやめとこう。子供を産まないような訳分からん奴もおるやろ。こういう奴が仮に産んだとして、私の時はお祝いないんですかとか言ったらややこしいやろ。」と言われました。
「30越えて結婚せん奴は意味分からん」など、女性を蔑視する発言は日常茶飯事でした。
また、他の男性職員も女性の患者さんのリハビリをしながら将来子供が欲しいという話をしているときに、「男女の産み分け方教えて」と言っているのを聞きました。
患者さんからも、リハビリを開始したその日、知り合ってすぐにも関わらず、彼氏の有無、交際期間または、どれくらいの期間いないのか、給与、家賃、光熱費、番地の手前までの住所、最寄り駅の何出口で降りるのか、両親の職業や出身地などプライベートに関わることを根掘り葉掘り聞かれました。
知り合って暫くすると、私はスタッフとしての客観的な会話しかしていないにも関わらず、お風呂に入って洗う順番やボディクリームや化粧水をつけるのかどうか、つける順番、彼氏がいるときはケアの内容が変わるのかといった女性ならではの行動を聞いてくる人もいます。
非常に気持ちが悪かったから辞めたいと思いました。
その状況を改善するためにしたこと
人材紹介会社に登録して、在職中に転職活動をしました。
またセクハラについては市の無料法律相談に相談し、証拠があれば訴え可能と言われたので、院内で課長の発言を覚えている人はいないか情報収集を行いました。
労働基準監督書にも相談しましたが、指導・勧告は可能だが法的拘束力はないと言われました。
結局、病院の本部にも相談し事情を説明すると課長へ話が行き、本部の職員立ち会いのもと課長との話し合いの場を設けていただき、一部について謝罪してもらいました。
謝罪が足りないので弁護士事務所へ相談へ行き、内容証明を作成することを検討しましたが、大きい法人であったため顧問弁護士が出てくると逆に私が訴えられると言われました。
結果的にその仕事は辞めました。
理学療法士の仕事を辞めた理由
もう耐えられなかったからです。私はリハビリの仕事をする前の大学では、自由闊達な気風で女性も普通に活躍するのが大前提という考え方の人が多い中で学んできました。
このような封建的で女性蔑視な発言が役職付きの上司により多くなされている場所で働くのは非常に不愉快であり、例え私に対して直接のハラスメントがなされなかったとしてもその場に居るだけで虫酸が走ります。
この病院では4年間働きました。同期や一部の女性職員にも相談したことがあります。しかし誰も問題意識はなく、彼らの発言がセクハラ・パワハラと感じないようで、何も共感してもらえませんでした。
男性だけでなく女性も封建的考え方に染まっており、解決の見込みはないと判断したため辞めました。
同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
不快感を感じた場合は早めに相談し、解決に向けて動いたほうがよいです。
それと同時進行で転職活動を開始し、いつでも面接に行けるように準備しておくことがお勧めです。
退職後はしばらく前職の嫌な思い出が残るので、少し休んでから次の職場に就職すると心地よいかと思います。