整体師の仕事が辛い!労働条件がひど過ぎてうつ状態になった

今回は整体師の方に仕事の体験談を聞いてきました。
実際、仕事をしている方に生の声を聞くと、意外な現場独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。
今回、話をお聞きしたのは以下の人です。
【職業】
整体師 34歳 女性
【主な業務内容】
お客様に対しての施術。整体、足つぼ、顔のエステ、脱毛、痩身マッサージなど。それに必要なタオルなどの洗濯。
【仕事が辛い理由】
労働時間(残業・休日出勤等)
仕事が辛い人の体験談
今回はこのような質問をしてみました。
- 仕事が辛いと思った理由
- その状況を改善するためにしたこと
- 結果的にその仕事は辞めましたか?
- 仕事を辞めた理由、または辞めなかった理由
- 同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
それでは早速、見ていきましょう!
整体師の仕事が辛いと思った理由
求人雑誌を見て応募したのですが、労働条件が記載されているものと違ったことが辞めたいと思った理由です。給与の金額は記載どおりでしたが、労働時間と休日が全く異なりました。
面接した時に、朝9時半から夜の10時までが労働時間、休日は週1日と言われたのですが、自分が入ることによりスタッフのシフトの組み方に余裕が出るから、1週間くらいで求人雑誌に記載したとおりになりますよ、とのことでした。
ですが実際は1ヶ月近くだらだらと長引きました。しかもお昼の休憩時間は1時間もなく、食事を済ませたら終わりというスタイルが定着している職場だったのです。もちろん、小休憩もなし。
新しい店舗でお客様も少なかったので、全員がゆっくり休憩を取っても大丈夫なはずだったのですが、提案しても聞いてもらえませんでした。
また、終了は夜の10時までと言っても「夜の10時までに入店すれば対応可能」というのが売りだったらしく、一度閉店間際にいらっしゃった2時間コースをご希望のお客様の施術をしました。店から出たのは夜中の1時過ぎ。もちろん残業代なんて出ません。
その会社が持つ2軒目の店舗だったのですが、私以外のスタッフは1店舗目から移動してきた人達ばかり。1店舗目ではもっと労働時間が長かったらしく、誰もこの体制に疑問を持っていないようでした。
私は整体師であり、整体担当ということで入社しましたが、エステなども担当させられることになりました。
経験がないのにほぼぶっつけ本番で現場に出される、そのお客様に対する対応も合わなかったことのひとつです。
その状況を改善するためにしたこと
まずは店長に言いましたが、店長自体が洗脳された人だったので無意味でした。月に何度か社長が店舗に来ていたので、その時に直接労働条件についてお話させてもらいました。
労働時間を早出、遅出の2シフトにすること、週休二日、お休み時間を1時間とるためのシフトの組み方など、いままでの経験を生かして細かく提案しました。
結果的にその仕事は辞めました。
整体師の仕事を辞めた理由
直接社長に相談した結果、かなり強引でしたが週休は2日になりました。ただし、それは1週おき。
一日の労働時間を短くするため、早出と遅出の2シフトに分けるという提案も取り入れられたのですが、休憩時間は前と同じため実質労働時間は9時間といった感じでした。
遅出の場合は10時に入店してきたお客様の対応があるので、それ以上になる場合もしばしばありました。
労働時間の長さとこの体制に慣れ洗脳されてしまったスタッフに囲まれて嫌気がさし、いつしか「仕事に行きたくない」という言葉が口から出るようになりました。
家でも知らずのうちにずっとその言葉を言っていたようで、妹に「今まで一度も仕事が嫌だなんて言ったことがないのに、どうしたの?」と言われたのが決定打になりました。
精神状態が今までと変わってしまったのに、そんな思いをしてこの仕事を続けるのは無理だと思い、辞めることを決心しました。
同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
仕事に行きたくない、と思ったら終わりだと思います。一日のうちの3分の1以上を過ごす仕事場なので、楽しくはなくとも「嫌だ」と思わないことはとても大事です。
ただ問題解決に向けて何も言わずに辞めてしまうのはもったいないので、思い切って問題解決に乗り出してみてください。
その結果が納得できず、まだ「嫌だ」という気持ちが消えなければ、転職を考えてもいいのではないでしょうか。