フィットネスクラブのトレーナーの仕事が辛い!労働環境のせいでクレームがきた

今回はフィットネスクラブのトレーナーの方に仕事の体験談を聞いてきました。
実際、仕事をしている方に生の声を聞くと、意外な現場独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。
今回、話をお聞きしたのは以下の人です。
【職業】
フィットネスクラブのトレーナー(兼:エリアチーフで2店舗勤務) 31歳 女性
【主な業務内容】
トレーニングマシンの利用説明・メニュー作成・スタジオ作成・フロント受付・清掃・営業(集客の為のポスティングやハンディング)・トレーナー育成研修・商品管理(受発注や棚卸し含む)
【仕事が辛い理由】
人間関係
仕事が辛い人の体験談
今回はこのような質問をしてみました。
- 仕事が辛いと思った理由
- その状況を改善するためにしたこと
- 結果的にその仕事は辞めましたか?
- 仕事を辞めた理由、または辞めなかった理由
- 同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
それでは早速、見ていきましょう!
フィットネスクラブのトレーナーの仕事が辛いと思った理由
店舗を2店舗掛け持ち、立場上業績とお客様へのサービス提供・スタッフ育成と言う業務を抱えていた上に、新店舗がオープンするたびにオープニングスタッフとして店舗を飛び回っていました。
休みもほぼなく朝から終電まで勤務すると言う日々が続き、中抜けの休憩時間であってもお客様からのクレーム対応や本社からの指示により、休憩と言える休憩も取ることが出来ませんでした。
商品の棚卸しに関しては、年末の30日まで営業していて3日からは通常営業になる為、31日~2日までの間に実施をしなければいけませんでした。
けれど31日~2日も特別営業(短縮時間営業)であった為、営業終了後に棚卸しを実施すると言う形で心身ともに疲労している状態が続きました。
そんな労働をしていた時に他のスタッフも疲労がたまり、接客態度が悪いと言うクレームを頂くようになりました。
当然、当事者であるスタッフに事実確認をしなければならない他に本社への報告やお客様への謝罪などに追われ、更に業務が増えていきました。
スタッフからは辞めたいと言う相談を何人からも受け、退職を決めたスタッフが有給を取るたびに更に厳しい状況になります。
新人が入社しても労働が厳しかったり、しっかりと研修が出来ずにお客様から注意を受け辞めてしまうという負の連鎖が続きました。
決定的に辞めたいと感じたときはお客様から葉書で本社にクレームが行きました。その際に私の名前が記載され、店舗の上層部でありながらお客様の要望に対応できない、疲れきった顔をしていて笑顔がないという内容のものでした。
このときに心身ともに限界を感じ辞めたいと思い、最終的に退職を決意しました。
その状況を改善するためにしたこと
役職が上の私が犠牲になり、出来る限り他の社員を休ませたり労働時間を守らせるように試みました。
そのことによって少しは部下のストレスが減り、サービスも向上するのではないかと思いました。
結果的にその仕事は辞めました。
フィットネスクラブのトレーナーの仕事を辞めた理由
不規則な労働や過重労働による体調不良、心身ともに疲労困憊していたことが理由です。
また、お客様にクレームをもらうことで私1人だけではなく企業ブランドを傷つけてしまい一生懸命働いているスタッフや上司、お客様に迷惑をかけたという罪悪感から辞めることを決意しました。
特にエリアマネージャーであった上司の昇格査定期間であった為、私の立場の人間がクレームを頂いてしまったということで、上司の昇格にも影響を及ぼす可能性が高くありました。
そのように多くの人に迷惑をかけてしまったことが重ったのが大きなきっかけです。
辞めて残されたスタッフが大変になるということもわかってはいましたが、過労からめまいや動機を起こすようになったことも原因のひとつになります。
同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
労働環境が厳しいと言うのであれば、その状況を改善できるように直属の上司ではなく人事などに相談するのがベストです。上司から人事に伝わらず、状況が改善されないと言うこともあります。
現在はストレスチェックなども義務づけられている為、ある程度は改善される余地はあると思いますが、第三者の協力が必要だと思いました。