SEサポート業務の仕事が辛い!約束や法律を守らない会社だった

今回はIT企業でSEのサポート業務の方に仕事の体験談を聞いてきました。
実際、仕事をしている方に生の声を聞くと、意外な現場独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。
今回、話をお聞きしたのは以下の人です。
【職業】
IT企業でSEのサポート業務 31歳 女性
【主な業務内容】
システムエンジニアの方が仕事する傍らで、細かい事務的作業(資料印刷、資料整理、手順書作成、ツールを手順どおりに動かすオペレータ作業など)をしていました。
【仕事が辛い理由】
給与や待遇
仕事が辛い人の体験談
今回はこのような質問をしてみました。
- 仕事が辛いと思った理由
- その状況を改善するためにしたこと
- 結果的にその仕事は辞めましたか?
- 仕事を辞めた理由、または辞めなかった理由
- 同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
それでは早速、見ていきましょう!
IT企業でSEのサポート業務の仕事が辛いと思った理由
一番の大きな要因は、「会社を信頼できなくなってきた」ということだと思います。
入社当時、住んでいた場所が千葉市で、近いからという理由で千葉の企業に契約社員として就職しました。6ヶ月の研修後に突然部長から「虎ノ門にいってくれる?」と言われました。
IT企業は基本的に、お客様の現場にいって仕事をするいわば「客先常駐」の仕事が多く、私もそのひとりとして仕事する事になりました。ですが、入社時そういう説明はありませんでしたので正直戸惑いました。
そこからおよそ4年間、ずっと千葉と東京を毎日満員電車の中通勤する毎日が続きましたが、1時間半以上かかる通勤は私にとって苦痛でしかありませんでした。
幸い常駐先は優しい方々ばかりで楽しく仕事する事が出来ましたが、周りの方々が有給を取ってお休みしているのに私の会社は「契約社員には有給もボーナスもないよ、規約にも書いてあるよ(でも見せてもらった記憶はありません)」と言って有給すら取らせてもらえませんでした。
違法だと訴えたのですがメールを無視されたので諦めました。
多く休んでしまったときはもちろん給与が減ります。基本給も一切上がりません。平均手取りは15~6万でした。
いくら仕事が楽しくても毎日3時間無駄な時間を過ごし、年収もギリギリ200万いくかいかないかで、このままずっと歳をとって行くんだろうかと考えると泣きたくなりました。
でも一番の決め手は、入社当時は「頑張れば正社員にしてあげる事も考えるよ」と言ってくださってたのに一向に契約社員のままだったこと、そのことを言っても「まだ早い」と言葉を濁されたことです。
数回目で「ああ、私は女だから舐められているのかもしれない。この会社では正社員になれないんだ」と悟りました。
それならいっそストレスがない自宅で細々とデータ入力や軽作業の仕事をしながら過ごしたいと思うようになり、現在の旦那(正確には旦那予定の人)と相談して仕事を辞めたのが今年の9月末です。
辞めたあとも離職票が届くまで25日かかったりと、最後までグダグダな会社だなという印象しかありません。
素敵な現場と引き合わせてくださった事と、基本的な社会人のマナーが身についた点だけは感謝しています。
その状況を改善するためにしたこと
上長への相談はもちろんしましたが、基本的に私から総務、私から部長に直接訴えるのはNGでしたので(しても返事が来ない)、私を担当してくださってる営業の女性の方を通じていろいろ相談しました。
会社の中で唯一信頼できて仲のよい方がその方でした。それ以外の会社の人間はあまり信用できませんでした。
結果的にその仕事は辞めました。
IT企業でSEのサポート業務の仕事を辞めた理由
この待遇のまましんどい通勤時間を耐えて頑張り続ける自信がなくなったからです。
私には小さいころからずっと続けている趣味がありますが、その趣味の時間をくだらない移動時間に奪われていると考えたらストレスしか溜まりませんでした。
今年の春ごろからは仕事と通勤だけに体力を奪われ、平日は何もせずただ寝るだけという毎日が続く中、同居している彼に「顔が死んでる。辞めたかったら辞めていい」と後押しされて辞めました。
さほど残業もなく仕事も辛くない好待遇ではあったのですが、元々体力がなくストレスに弱い私には大打撃でした。
それに、ずっとこのままがんばっていても有給もボーナスもなく、待遇も変わらないまま10年も20年も働くなんて私には出来ませんでした。
同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
待遇に不満があるなら我慢せず訴えましょう。正当な訴えを無視されたり取り下げられ続けたら、その会社はそこまでなんだとすっぱり辞めることです。
でも貯金はあった方がいいと思います。50万あれば十分でしょう。働きたいという気持ちがあれば必ずいい道が開けるはずです。