IT企業の特定派遣社員の仕事が辛い!給料が減額されて生活できない

今回はIT企業の特定派遣社員の方に仕事の体験談を聞いてきました。
実際、仕事をしている方に生の声を聞くと、意外な現場独特の辛さがあったのでシェアしたいと思います。
今回、話をお聞きしたのは以下の人です。
【職業】
IT企業の特定派遣社員 27歳 男性
【主な業務内容】
派遣社員としてwebシステムの運用監視業務を行っていました。
【仕事が辛い理由】
給与や待遇
仕事が辛い人の体験談
今回はこのような質問をしてみました。
- 仕事が辛いと思った理由
- その状況を改善するためにしたこと
- 結果的にその仕事は辞めましたか?
- 仕事を辞めた理由、または辞めなかった理由
- 同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
それでは早速、見ていきましょう!
IT企業の特定派遣社員の仕事が辛いと思った理由
特定派遣という正社員で採用されながら、実際には派遣のメンバーとして他社と契約されて仕事を行うような仕組みであり、自分自身の今後の将来が不透明であったことが一番の理由になります。
そう感じた一番の原因は、昇給の制度が無かったことと、賞与という名の寸志しかもらえなかったことです。
そして契約先があり、そこで仕事を行えている時については良いのですが、その契約先の仕事が終わり自社で待機状態になった時に、事態が悪い方向に進みました。
それは、自分自身の月給が減額されるという事態になったことです。
当時、私は結婚しており幼い子供が一人いたのですが、月収が15万を下回り生活できない状況となりました。その為、土日にバイトを始め、生活費を稼ぎながら転職活動を始めたという流れになっています。
また、月給が減額されたこと以外にも衝撃的な事態として起こったのが、派遣先が無く待機状態になっている社員に対して、無作為に製造業のスタッフとして工場での勤務に引き抜かれてゆくという対応が取られたことでした。
IT業界で働くために勤務しているにも関わらず、その職種希望を全く加味してくれず、本当に無作為に対応が行われました。
幸いなことに、私はその直前に退職意思を示しており難を免れましたが、それ以外の人は強制的に異動させられていきました。
給料のことのみならず、社員を社員としてみてくれていない会社であり、この場に居続けることに強い不安を感じたことが、辞めたいと強く思った理由になります。
その状況を改善するためにしたこと
土日に家電量販店でバイトをして給料を稼ぎつつ転職活動を行い、転職しました。
また、空き時間をみて転職に有利そうなITのベンダー資格を半年で3つほど取りました。
結果的にその仕事は辞めました。
IT企業の特定派遣社員の仕事を辞めた理由
仕事を辞めること無く、勤務し続けることができるのではないかという考えもありましたが、自社勤務の状態が1ヶ月、2ヶ月と続き、進展がないかもしれないと判断できたから辞めることを決意しました。
家族を養っていく必要があり、月給を減額されたことはとても大きなことであったため、長いスパンで考えることができなかったという理由もあります。
また、自社待機している時は基本的に放置であり、新たな派遣先(働き口)を内部スタッフの人も探しているようには見えなかったため、状況の改善はしないだろうと感じたためです。
結果、1ヶ月間自社待機の状態が続いたタイミングで、すぐに転職活動を始めました。
そして結果的には、内部スタッフの人が積極的に派遣先の会社を探さなかった理由も、製造業の工場スタッフとして人員を回すことが確定しているためだということが、後になって分かりました。
同じ仕事の悩みを持っている方へのアドバイス
会社を辞めるということは、非常に力にいることだと思います。また、今自分が務めている会社以外の会社が、どのような会社なのかという情報収集もままならず、とても苦労することがあるでしょう。
しかし、勇気を出して一歩外の世界を探して飛び込んでみると、そこは驚くほどの幸せな世界があるのだと私は感じました。
もしかすると、私が居た会社はブラックと呼ばれる会社だったのかも知れません。けれど、それは中に居た時はよくわからなかったです。
仕事を辞めても全然やっていけます。諦めなければ、何とかなるものです。
今の会社に縛られ続けるよりも、その忍耐力の方向性を少し変えて、一歩外に踏み出す努力に変えてみては如何でしょうか。応援しています。